#003 「捨てるため買う」。洋服を“情報”として消費する愚かな現代人 | 「当たり前を当たり前にしない」。ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方
でなければならない。むしろ、機能しないものはプロダクトとして存在価値が無い。そういうアプローチで洋服を考えると、機能的なのはもちろん、耐久性、着心地が良いもの。使用者がストレスなく使用できて、「他に持っているもの」と親和性が高い商品。であることが必要になってくる。簡単に捨てずに済むのだ。
そういう考えの元作られたのが僕らの「LIFE-SPEC」をコンセプトとする「DEEPE’S WEAR」。DEEPER’S WEARはマスプロダクション(量産型の製品)を志向しながら、「ムダなものは作らない」を考えるブランド。
「余計なモノを無理やり作らずに経済的に成り立たせる」。それにチャレンジしているのだ。「洋服=道具」として捉え、着ている人の行動にフィットしていく、自分の行動を邪魔し無い服。そんなシンプルなモノ。機能的で、長く着られて、持っている事に「意味」を感じられる。もしその製品がダメになってしまっても、また同じモノが手に入れることができる。それを目指している。トレンドに関係無いモノを使用していると、持っているモノが減るし、捨てずにずっと着られるので、クローゼットにも優しいし、何より精神衛生上とても良い。