2017年に実用化見込み、“デートレイプ防止”マニュキュア
を入れた飲み物を被害者に飲ませて行なわれるデートレイプが多いという現実がある。使用されるドラッグは非常に効用が強いため、記憶が消え、訴えることも難しくなってしまうそうだ。
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そこでアメリカのエンジニア専攻の学生たちにより考案されたのが、ドラッグを検出できる「マニュキュア」。彼らは、女性たちが普段身につけるもので性犯罪から身を守れないか考え、「アンダーカバー・カラーズ」のプロジェクトを始動させた。現在は開発中で2017年に実用化することを見込んでいる(参照元:Undercover Colors)。これ以前には、イスラエルの大学の研究員らによりデートレイプドラッグを検出できるセンサー機器の開発が進められているが、残念ながら相手の前で使うことになると疑っていることがあからさまになってしまう。マニュキュアにつけるだけでドラッグが入っているかどうかわかるなら、そんなことはない。ただ指をドリンクにつけて“味見をしようとするふり”をすればいいわけだ。
このマニュキュアが実用化されれば、もちろんデートレイプを未然に防ぐことの助けになるだろう。だが、前提として忘れてはいけないのは、デートレイプにあう前に気づく道具の開発では根本的なデートレイプの解決にはならないということ。