オバマも支援。大企業による開発という名の「侵略」と4ヶ月間も戦い続けたある先住民に起きた奇跡。
アメリカ ノースダコタ州で先住民スタンディングロック・スー族の保留地の水源が汚染されるという理由から、抗議デモが続いていた石油パイプライン「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設計画。「ダゴタ・アクセス・パイプライン」は、ノースダゴタ州からイリノイ州までつなぐ1886キロのパイプラインを建設するプロジェクト。しかしこのパイプの工事はこれまで何度も石油の流出事故により、多くの場所で水が汚染されていた。アメリカの先住民スタンディングロック・スー族は、水源のミズーリ川、そして先祖から受け継いだ土地が汚染されことを懸念し抗議デモを続けていた。そして12月4日、アメリカ陸軍省は水源となるミズーリ川をせき止めたダム湖「オアへ湖」の地下にパイプラインを通す工事を許可しないと発表。ダコタ・アクセス・パイプラインの建設中止のニュースは、数か月にわたって計画に抗議していた先住民や環境保護活動家たちにとって、この決定は歴史的な勝利となった。
200以上の部族代表、524人の聖職者が集結