スウェーデンと比較して露わになる、日本が「幸せな国」ではない理由。
それもそのはず、この国には「スウェーデンという国の所有者は国民である」という信念が強く根付いているのだ。これは子供の頃から意識されていて、どんな小さなことでも国民に議論に参加する機会を与えている。小学校では、「学校の中にある遊び場が閉鎖されたらどうするか」という問題に対し、「責任者の政治家に会いに行きなさい」「デモをしなさい」と教えるそうだ。(参照元:東京新聞)こういった背景もあり、政府は「Twitter上での行き過ぎた発言と批判も含めてスウェーデンという国」であるとして、そのすべてを受け止めたのだ。
批判には、「謝罪」と「削除」が定番?
そんなスウェーデン政府と正反対の対策を取るのは日本の公的機関や企業である。批判があれば一刻も早い対応を迫られ、受け入れるのではなくどれだけ「なかったこと」にするかが批判を抑える鍵となっている。例えば鹿児島県志布志市は、最近批判を浴びてその取り消し作業に追われた地方機関での一つである。市はふるさと納税を促すため、納税への返礼品として送っている市特産の養殖ウナギを紹介する内容の動画を公開した…のだがその内容がまずかった。
黒い水着姿の少女がカメラに向かって「養って」