楽しそうに「死体とセルフィー」をする不謹慎な若者たち。
今や自分の写真を投稿したり、友人の近況をチェックしない日はないほど、立派なコミュニケーションツールとして身近な存在となったSNS。中でも旅行の写真は、楽しい思い出としてすぐにSNS上にアップしたいもの。歴史ある建造物や美しい風景を背景にセルフィーを撮るのは、すでに一般的になり、観光地ではセルカ棒を片手に笑顔で写真を撮る旅行客で溢れかえる。しかし、ここ最近セルフィーによる事故が絶えない。データ調査会社「PRICEONOMICS」によると、インド中西部の湖で男女8人がボートでバランスを崩し投げ出され、うち7人が溺死。中国では25歳の男性が、滝の上から滑落死。どちらもセルフィーを撮ろうとし、誤って命を落としてしまったのだ。(参照元:PRICEONOMICS)だが、死亡事故に繋がる危険な場所での撮影を控えることの他に、私たちのセルフィーに対する意識を変えていかなくてはいけない問題がある。
プロジェクト「Yolocaust」とは
(Photo by Gustavo Ampelio di Borgogna)
不謹慎な場所でのセルフィーに、命を奪ってまで撮影されるセルフィー。この問題は日本も他人事ではない。