トランプ大統領に「毛嫌いされる人々」がアメリカに必要だと証明された日。
2017年2月16日、アメリカ史の1ページに残る国家レベルのストライキ「移民のいない日(Day Without Immigrants)」が全米で実地された。

(Photo by lannadelarosa)
仕事、学校、買い物。今日は全部正義のためにサボろう
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルネットワークで拡散したこのストライキ。不特定多数の反トランプ派の人々が全米の移民に1日だけ、仕事、消費、そして学校の非参加を呼びかけた。アメリカが経済的にどれほど移民に依存しているかを、トランプ大統領をはじめとする反移民派に証明するために行われたのだ。アメリカのサービス業は移民によって支えられており、ニューヨークやシカゴのような特に多文化な都市のレストランではスタッフの70%が移民である。(参照元:abcNEWS)ストライキが行われた2月16日の木曜日は、マクドナルドをはじめとする多くのレストランが従業員不足で休業せざるを得なかったそうだ。また、レストランによっては、このストライキの信念に賛同し積極的に休業するところも存在した。

(Photo by Ted Eytan)
また、マサチューセッツ州に位置するデイヴィス美術館は、移民による作品を展示せず物寂しい館内を見せつけることで、どれだけ芸術面で移民がアメリカに貢献しているかを提示した。