子どもの頃、学校の宿題に悩まされていた人は少なくないだろう。「友達と遊ぶほうが楽しいのに」と腹を立てていたのは筆者だけではないはずだ。現在、そんなタイプの子どもには夢のような「宿題禁止の学校」がアメリカに存在する。
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米バーモント州に位置するオーチャード小学校では、去年の9月から保育園〜小学校5生を対象に、実験的に「宿題0ポリシー」を導入した。宿題0ポリシーオーチャード小学校インフォメーション生徒の宿題1、簡単すぎず、難しすぎないちょうどいい本を読みましょう(両親にも読んでもらいましょう)2、外に行って遊びましょう(スクリーンから離れてね)3、夕飯を家族と一緒に食べましょう(ごはんと準備と片付けをお手伝いしましょう)
実験対象となった400人の生徒と彼らの家庭を調査したところ、宿題を課さないことによる学問の遅れは見られなかったという。この学校の校長マーク・トリフィリオ氏は家庭で趣味に熱中する時間やリラックスする時間が増えたことによって、クリエイティブな思考が育まれ、今後は彼らの成績が上がると予測する。どうやらこれまでは両親にとっても子どもの宿題がストレスになっていたようで、宿題がなくなってから、リラックスして子どもと一緒に本が読めるようになったと親も喜んでいるという。