くらし情報『“元ヤク中”で「現役バーバー」の男が、無料でホームレスの髪を切り続けて見つけた「人生に大切なこと」。』

“元ヤク中”で「現役バーバー」の男が、無料でホームレスの髪を切り続けて見つけた「人生に大切なこと」。

目次

・「無料ヘアカット」を続ける「理由」とは
・ふと感じた、「なぜこんなことをしているのだろう」という葛藤
・10歳でホームレス、11歳でヘロイン中毒となった「青年」との「出会い」
・聞いてくれる「誰か」がいることが、「チャンス」に変わる
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オーストラリアのメルボルンで、理容師として働く一人の男がいる。Nasri Sobhani(ナシール・ソバハニ)さん28歳だ。これだけ聞けばどこにでもいそうな理容師であるが、実はこの男、“元ヤク中”という経歴を持っている。そんな彼は今、理容師としての技術を活かし、路上に住んでいるホームレスたちに無料でヘアカットを施している。彼が路上ヘアカットを開始した経緯や、そこで出会った彼にとっての「新しい薬物」とは何であったのか。ナシールさんにインタビューをし、彼が経験したことやそこから得たものについて伺った。

「無料ヘアカット」を続ける「理由」とは

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“路上で生活をしている人たちのために無料でヘアカットをしているのは、僕なりの社会への恩返しなんだ”そう語るのは、全身にタトゥー、そして薬物にハマった過去を持つナシールさんだ。彼は週に一度、休日に街に繰り出して路上で生活をしている、いわゆるホームレスたちの髪を切っているのだ。 “1日に髪を切る人の数は、だいたい3~6人くらいかな。毎日何人の髪を切るかは決まっていないけれど、自分が外出するときには少なくとも一人のヘアカットはやろうと思うね。もちろんもっとやれる日はできる限り多くの人の髪を切るけどね 一人の髪を切り始めたら他の人が「僕の髪の毛も切ってくれるかい?」

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