くらし情報『マレーシア熱帯林の破壊は許されない。アンチ・サステイナブルな「2020年東京オリンピック」の実情。』

2017年5月29日 10:34

マレーシア熱帯林の破壊は許されない。アンチ・サステイナブルな「2020年東京オリンピック」の実情。

しかし新国立競技場での建設現場において、マレーシアのサラワク州産の木材が使用されていた可能性が疑われると同時に非難の声が巻き起こった。(参照元:MARKETS FOR CHANGE)というのも原生林が多く存在するサラワク州では、急速な伐採によりもはや原生林がほとんど残っていない上、この伐採によって先住民たちの家や生活、文化をも奪われているのである。さらに現地政府の伐採許可における汚職もたびたび疑われているという惨状だ。(参照元:global witness) そして日本は同州産の合板の最大の輸入国であり、日本のビルやマンション、フローリングなどにも同州の合板が大量に使用されている。これはもう既に日本が木材の輸入を通して環境破壊、先住民の人権の侵害に加担していることを意味している。 このような事態に対して2016年のベストPodcastに選ばれたバイリンガルニュースのホストのまみさんは以下のように述べている。 先進国の責任を持って、どこから原材料を輸入してくるのかっていうのをいかに倫理的にするかっていう取り組みが必要なんだけどそれを日本は全然できていない。 この事実がもうちょっとちゃんと日本で認知されて、例えば、最終的にマンションとかを買う人、消費者とかもそうだし、投資してる人たち、銀行とか、あとまあ不動産会社が究極のクライアントなわけだからその人たちが、いや絶対にサラワク州産の合板が入ってるんだったら買いたくないとか、投資したくないとか言えば、そこからどんどんそれが芋づる式に伝わっていって結局じゃあサラワクから買うのやめましょうかなのか、じゃあサラワクのものでももっと基準を高くしてきちんといろんな条件をクリアしたものだけにしましょうってなるのかっていう動きに繋がっていくんだけど今のままだともうやりたい放題のままで企業も全く責任をとってない状態だから 企業が違法伐採の問題無視し続けることやこの問題がメディアによってほとんど報じられることがない現状の中で彼女はパーム油の問題と重ねこうも指摘している。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.