タトゥーはアートから医療に?女性タトゥーアーティストに聞いた「日本の刺青文化の現状」について思うこと。
だ。
Photo by APOCARIPT
Be inspired!(以下、Bi):自己紹介と自身のタトゥースタイルについて教えてください。 幼い頃からラクガキをするのが好きでした。高校卒業後ファッションの専門学校でスタイリスト科を専攻し、在学中からスタイリストをはじめ、独立と同時にパリに渡りました。1年後に帰国し、東京でスタイリスト再開した際、タトゥースタジオAPOCARIPTの大島托氏に自分の絵をタトゥーとして入れてもらったときにこの世界に誘われました。現在は、スタイリストをしながらタトゥーアーティストとして活動しています。タトゥースタイルとしては既存の形やジャンルに捉われず、自身の内側から湧き出たものを形にする、「アールブリュット」を得意とし、作品によって手彫りとマシン彫りを使い分けています。小さな作品の点在でバランスをとることが好きで、気の抜けた、風の通る作風でありたいと思っています。
にじんだりかすれたりしているラインの方が人間や人間の細胞っぽさがあり、その人の内側から浮き出たものを感じさせるので好きです。もともとその人の心の中にあるものを彫っている感覚なので、そんなラインがしっくりきます。