男性にも「生理」はくる。売り切れが続出した「性別関係なく履ける生理用下着」が私たちに必要な理由。
キャスがタンポンのキャラクター「トニー」や生理にまつわるイラストを描いた缶バッジ。生理のある全てのジェンダーの人をサポートする取り組みの一貫として作られたPhoto by @tonithetampon
キャスのようなアクティビストが伝えてきているように生理が女性だけのものではないということは、女性以外のジェンダーの人に向けた生理用品が必要となる。そこで、アメリカのシカゴで作られたのがジェンダーレスな生理用下着ブランド「PYRAMID SEVEN(ピラミッド・セブン)」。
それは、クィアの人たちによる、“女性的なもの”を普段身につけない人に向けた生理用下着だ。これには自分自身を男性と自認していても身体が女性で生理のある人も含まれている。
これがどんな下着なのかというと、形は一般的に売られているブリーフと同様で、中は生理用ナプキンを取り付けられるようになっている。そして何よりの特徴は、よく売られている女性的なデザインの生理用下着とは異なり、デザインで特定のジェンダーの人を排除しないところだ。
Photo by @pyramidseven
生理用品売り場に行くと、可愛らしいデザインの商品を多く見かけるが、女性の誰もがピンクのレース付きのドレスを着たいと思っているわけではないように、女性だと自認している人でも可愛らしいデザインが好みな人ばかりではないだろう。