くらし情報『30代で東京の商社を辞めて、和紙職人になった女性の「急がば回れな人生」』

30代で東京の商社を辞めて、和紙職人になった女性の「急がば回れな人生」

予想をはるかに上回る数に、当時30歳を過ぎていた彼女は「職人って若い子がやるイメージだからおばさんだと無理かしら」と思いつつも論文を書き面接を受けた。「採用したらこちらに引っ越しますというビックマウスのおかげで採用されたわけ」。彼女は面接で、住んでいた埼玉の都心を離れ研修のためにときがわ町に引っ越すと断言。結果、見事に選ばれ、言ったからには守らなきゃ、とときがわ町に移り住んでから26、7年が経つ。こうして彼女は前職を辞め、30代で職人としての道を歩み始めた。

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Aさんにあった紙、Bさんにあった紙を作っていくのが本来の職人の仕事だろうと思っているので、うちはそういうことに特化してやっていくことにしました。
長い歴史の末に定着した「うちの和紙はこう」というのがないぶん、手漉き和紙たにのは、顧客が望むものを作ることに焦点を当てた。なんでも言われたものを作るというわけではなく、伝統工芸の技術を持って、腕のある職人として顧客が望むものを高い質で作る。
これまでウェディングドレスなど、従来は和紙で作ることのなかったものも顧客の要望に答えて作ってきた。他の職人さんには「それは変な人だと思われてると思いますよ」

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