くらし情報『「ヒップホップかなんてどうでもいい」。突如として現れた、日本社会に“バグ”を起こすラッパー三人組』

2018年8月10日 11:42

「ヒップホップかなんてどうでもいい」。突如として現れた、日本社会に“バグ”を起こすラッパー三人組

ゆえに活動するうえで大切にしているのが、三人から生まれる「ずれ」。それをあえてまとめ上げずに、残すスタイルでいる。結果が予想外に転がっていかないと、自らが楽しめないからだ。そんな彼らだが、文字通り三者三様に「ずらすこと」に対するスタンスが異なる。

荘子it:人一倍つまらない人生への恐怖感が常にあって。ここで思考停止していたらつまらなくなるぞっていう、すごい恐怖があるんですよね、僕には。すごく自由に制作を楽しんでいるというよりは、つまらない人生を送りたくないっていうところに突き動かされているっていうのはある。
自覚的に物事の規範から「ずらすこと」を制作の始点に置くのが荘子it。
それには能率主義的なサラリーマンの父親が繰り返してきた、必ず決まった時間に同じものを食べるような「つまらない」日常を送ることへの恐怖心がどこか関係しているという。「驚けないことに対して何も興奮できない」と語り、自らが刹那的に行動してみて、その結果偶然生まれる「ずれ」を楽しむのがTAITAN MANだ。中学三年のときに家族の事業が破産して家庭が借金地獄に陥ったが、のちに別の事業で成功したことで、世の中は「何でもあり」

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