初代ヒーローに選ばれし男、クリス・エヴァンス「いままでの中で最高の決断だった」
『いいかい。ぼくがこれをやりたがったんだ』ということを受け入れないとね。自分が選んだことなら、あまり文句は言えないよ」。
冒頭で登場する主人公・スティーブは、とても戦えそうにない、白くか細い青年だ。その病弱体質のせいで兵士として不適切とされるが、軍の極秘計画「スーパーソルジャー実験」により、超人的な身体能力を備えた“キャプテン・アメリカ”へと生まれ変わる。このたくましき体を作り上げるため、クリス自身約3か月にもわたる体づくりに取り組んだ。
「かなりのワークアウトをこなしたよ。僕はそのときボストンで映画を撮影していたんだけど、ロンドンからトレーナーがやってきて、毎日2時間ぐらいワークアウトをしていたね。
それと、とにかくたくさんの食べ物を食べていた。常にプロテインを取るように心がけていたよ」。
実は、原作についてあまり馴染みがなかったというクリス。厳しい体づくりに加えて、どのように“正義のヒーロー”を作り上げていったのだろうか?
「(原作の)名前は知っていたし、彼の能力についても知っていた。でも彼がどうやって生まれたかは知らなかった。だから出来るだけたくさんのコミックを読んだよ。そしてファンの目を通して、彼らがどんなことを期待しているか掴もうとしたんだ。