ジェラルド・バトラーインタビュー 「完璧な挑戦」と語る、新たなる“英雄”
これは僕にとって特別な芝居だし、とても好きな戯曲でもある。オーフィディアスは強くて、複雑で、情熱的な英雄だ。この役にレイフが僕を望んでくれたことを光栄に思った。僕にとっては最初の仕事だから、特別な作品だよ。これほど完璧な挑戦はない」。
憧れである英雄を作り上げるために、とにかくリサーチを怠らなかったというジェラルド。
「チェチェン戦争の資料も読んだし、特にチェ(・ゲバラ)を調べた。こういった革命家について調べたよ。
それに僕は以前、レオニダスやベオウルフ、それからアッティラ大王といった歴史的英雄を演じているけど、そういった英雄の感性を取り込むことに魅力を感じるんだ。英雄はそれぞれ違うからね」。
では、十人十色の英雄がいる中で、今回演じたオーフィディアスはついていける存在?
「もちろん、彼に従うよ。彼はかなりロマンチックで、美しい人間だと思う。カリスマ性もあるし、思いやりもあって、人を愛している。自分が信じることなら犠牲も厭わない。それに、コリオレイナスとの関係でもかなりの温情を示すんだ。ただ、彼は想像力が豊かな人間ではないね。
とにかく、オーフィディアスは演じてみたいキャラクターだよ。いいやつだし、彼にならついていけるよ」。