【ハリウッドより愛をこめて】アンジーの右足アピール、どう考察する…?
おもしろいのは、大勢の人がメリルの家にはたくさんのオスカー像であふれていると思っているものの、実際には17回のノミネートのうち今回の受賞がたった3度目だということ。彼女が最後にオスカーを手にしたのは、1982年の『ソフィーの選択』での受賞。彼女自身、ウェブ上や各オンラインメディアでの受賞予想をすべてチェックしていたそうで、そのほとんどでヴィオラ・デイヴィスが主演女優賞を獲得するだろうと書かれていたことにもインタビューでは触れていましたが、それゆえ今回の受賞に対しては少し複雑な気持ちだったそうです。受賞スピーチでも、視聴者に向かって「アメリカ国民の半分はこの受賞について怒っていることでしょう」とジョークを飛ばしていました。
さて、正直に言えば、今回の授賞式では興奮するシーンが少なかったように思います。それは私だけではなかったようで、視聴率においても今年初めてグラミー賞がアカデミー賞を上回りました。今年、アカデミー賞の視聴者数が3,930万人だったのに対し、その2週間前に放送されたグラミー賞は3,990万人に上ったそうです。もし1つだけ、その夜の最も奇妙な(そして最も興奮した?)瞬間を挙げるとしたら、それはアンジェリーナ・ジョリーの右足についてのTwitter上の盛り上がりでしょう。