『ジョン・カーター』リン・コリンズ 美しきプリンセスの原点は「シェイクスピア」
自らの人生と滅びゆく王国の民の命を天秤にかけた二者択一を迫られる美しきプリンセス。役柄の生き方に触れることで自らの内面にも大きな変化を得ることができたと明かす。
「“強さ”や“勇気”そのものを演じることはできないわ。デジャーという強く勇敢な人物を体現するには、演じる私自身が人間として強く、勇敢にならなければいけなかった。そういう意味でデジャーというキャラクターには恩義を感じているわ。彼女のおかげで私は成長できたと思うから」。
相手役のテイラー・キッチュとは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に続いての共演となるが、ハリウッドの新星として期待を浴びるテイラーの俳優として作品に取り組む姿勢を絶賛する。
「以前、『レニー・ハーリン コベナント −幻魔降臨−』(DVD)という作品で彼と私の夫(※『紀元前1万年』などに出演したスティーヴン・ストレイト)が共演していたこともあって、テイラーとは何年も前からの知り合いなの。
元々、アイスホッケーをやっていたスポーツマンだということも関係しているかもしれないけど、すごく競争心の強い俳優よ。相手を負かす、そして自分に打ち克つという気持ちを常に持って撮影に臨むし、撮影中はずっと私のことを支え、守り続けてくれたわ」。