“ファーストレディ”の決戦控えるカーラ・ブルーニ W・アレン監督作での新たな勝負
実は、アレン監督は妻と妹と3人で、サルコジ大統領夫妻に朝食に招待された際に、ほとんど冗談のようにカーラに役のオファーをしたそうなのだが、それまで監督は彼女が高名なシンガー・ソングライターであることは知らなかったとか。カーラとお喋りする中で、彼女の美しさとチャーミングな魅力の虜になったアレン監督はオファーすることを思いついてしまったのだという。「彼女には『そんなに長い時間は使わせないし、リハーサルする必要もない。2、3日やってきて撮影するだけだよ』と話したんだ」とアレン監督。「そしたら『ええ、それは楽しそうね。私の孫に、おばあちゃんはちょっとだけど映画に出たのよ、って話せるようになりたいわ』と言ったんだ」と。
カーラにとっては本人役以外での映画出演は初めてだったが、アレン監督は「全てのシーンを彼女はとてもうまくやってくれた。もっと大きな役でも、同じくらいうまくやったんじゃないかと思う。
でも映画の撮影に7週間休みをもらうっていうのは、彼女には現実的ではないと思ってね」と手放しで絶賛。共演したオーウェン・ウィルソンも「彼女はとても優雅で、僕にもクルーのみなにも親切だった。あの国の最高の大使だよ」