2012年5月28日 16:19
【カンヌレポート】ミヒャエル・ハネケ、2本連続でパルム・ドール受賞!
審査員のユアン・マクレガーは「繊細で美しい演技。彼を通して僕たちはキャラクターと物語にコンタクトすることができる」と、マッツの演技を称賛した。
批評家たちに評判の高かったレオス・カラックス監督(フランス)の『Holy Motors』(原題)が無冠に終わり、賛否両論だった『Post Tenebras Lux』(原題)のカルロス・レイガダス監督が監督賞に輝いたことに対して質問されたモレッティは「カラックスとレイガダスの作品は、審査員の間でも最も意見が分かれた。そのうちの一つが受賞し、一つが逃したということだ」と語った。
映画への愛を奇想天外な形で見せた『Holy Motors』が受賞を逃したことはとても残念だが、それ以外はほぼ妥当な結果となった。
主な受賞結果は以下の通り。
パルム・ドール(最高賞):ミヒャエル・ハネケ監督『Amour』(愛)
グランプリ:マッテオ・ガローネ監督『Reality』(現実)
監督賞:カルロス・レイガダス監督『Post Te nebras Lux』(闇の後の光)
審査員賞:ケン・ローチ監督『The Angels’ Share』(天使の取り分)
男優賞:マッツ・ミケルセン(『The Hunt』<狩り>)