映画のリアル・ヒロインに接近! 来日天才サーファーに学ぶ信じる勇気、生きる誇り
事故後の方が事故前よりもさらに楽しめています」。一命を取り留めただけでも奇跡であるのに、彼女は事故後わずか1か月でサーフィンを再開し、現在に至る。
森わかなさんは、「当時13歳にしてあれほど熱中できるものがあることが羨ましくもありました。私自身は熱中するものもなかったし、大きな挫折もなかったので、羨ましいですね。実際のベサニーさんはごく普通の22歳の女の子に見えるけれど、ものすごくキラキラしていて自信に満ちあふれている。それは、事故や挫折を乗り越えてきたからなのかなって思いました」。ベサニーの人柄に惚れたと話す。ベサニー自身は「片腕を失ったことは、人によってはとんでもない悲劇だと感じる人もいますが、私は失った腕を取り戻したいとは思わないんです。
何かの理由があって、何かの意味があって、片腕を失くしたんだと思っているので。サーフィンをしていることも何か使命があると思っています」。その言葉に、森すずかさんもひとしきり感動。「どんな状況でも強く信じて前に進んでいくということを教えてもらいました。彼女の葛藤、家族の葛藤にも心打たれましたね」。ベサニーの前向きな生き方を参考にしたいと語る。
そして、ジャパン・プレミアでのトークの中でベサニーがどれだけサーフィンを愛し、自分に誇りを持っているかを感じさせるコメントがある。