映画のリアル・ヒロインに接近! 来日天才サーファーに学ぶ信じる勇気、生きる誇り
それは「映画は、自分と家族が苦難を乗り越えて前に進んでいく姿を忠実に素敵に描いてくれました。ただ、最初に試写を観たとき、サーフィンのシーンで納得できない箇所があったんです。私はもっといいサーフィンができるのに!と思ってしまって…。実は映画が完成した後に撮影隊とタヒチに行って、私自身がスタントをやってシーンを撮り直しました」。そんな迫力あるサーフィンのシーンに、菅谷由季さんは「どうやって撮っているんだろう!?」と興味と感動を抱き、さらにベサニーと家族、友人、彼女を支える人々との絆にも涙したそう。「本人が一番つらいはずなのに、一番強くあろうとする。家族愛はもちろん周りの人をどれだけ大切にしているかが伝わってきました。特に私自身が最近父親と話をしなくなっていたので、お父さんのトムがベサニーにアドバイスをするシーンが良かったですね。
これからは、父親を始めいろいろな人と話をしようと思います」。
4人の読者が深く感動したように、前向きに生きる、諦めずに生きる──ベサニー・ハミルトンが歩んできた奇跡の道は、映画『ソウル・サーファー』を通じて、すべての人に勇気と感動をもたらすだろう。
(text:Rie Shintani)