シネマカフェ的海外ドラマvol.250 「ホワイトカラー」現場レポート 第1回
ここまでニールがチャーミングでセクシーなのは、日々の研究の賜物?
「セクシーさや魅力をそこまで強く意識して彼を演じたことはないけれど、とにかくありがとう(笑)。ニールを演じるにあたっては、無理のない自信を身につけている人がインスピレーションになっているんだ。ケイリー・グラント(『愛のアルバム』)のようにね。適度にジョークを言えて、プレッシャーを感じるときでもクールに振る舞える人。それがセクシーに見えたとしたら、僕自身がそういった人に魅力を感じているからだろうね。自信があって自分に正直でいられる人、自分らしさを大切にできる人、そしてバランスの取れた人格者ほど僕は魅力的だと思う」。
話し終えるたびにニコッと微笑む姿がやはりチャーミング。その圧倒的な“人心掌握術”は、誰からも愛されるニールを演じて磨きがかかったもの?
「確かに、ニールは手に入れたい物を手にするためのテクニックをたくさん知っているよね(笑)。
そんな彼を1年に5か月半、1日12~15時間も演じているのだから、僕自身も無意識に彼の影響を受けているんじゃないかな。自分と役の境界線があやふやになってくるんだ。実際、笑顔はもちろん、お世辞、相手に尊敬の念を示す方法まで、欲しい物を手に入れるためだったら何もかも利用していいと思わせてくれるキャラクターを演じるのは楽しいものだよ。