『秘密のオブジェクト』チョン・ソグォンが語る、年上女性との恋愛観とは?
が代弁していく、という独特な手法が話題を呼び、本年度のL.A.国際女性映画祭にて最高賞を受賞した本作。「僕自身は年の差なんて関係ないと思っています」と語るウサン役のソグォンは、「ヘジョンは僕が知っている女性の誰とも違うタイプで、様々な方法で自分の力強さを表現するんです。そこに惹きつけられました」と21歳と40歳の“年の差恋愛”に理解を示す。
韓国で最も強い男が集まるという海兵隊特殊捜索隊に志願して軍服務を終え、除隊後はスター俳優の武術指導を務めた経験をもつソグォン。兵役を無事務め終えた“肉体派”の彼が、本作で演じたのは純粋で繊細な男性。役づくりの時点では苦労もあったようで…。「繊細で優しいウサンを演じるために、勉強することや準備することがたくさんありました。撮影が始まる3か月前から、ウサンについて監督と何度も打ち合わせし、爪の長さや髪形、見た目などのキャラクター像を考えていったんです。
最初は着慣れない服を身につけるのも、とても落ち着きませんでしたね(笑)」と、照れくさそうにそう明かす姿からは、努力家であり謙虚な彼の人柄がひしひしと伝わってくる。そんな彼に一番本作で印象に残ったシーンを聞いてみた。