無類の本好き又吉直樹が『舟を編む』新キャストに決定!松田龍平&オダジョーらと共演
ほかに類語辞典、地名辞典とかカタカナ語辞典とか」という無類の本好きな又吉さんは、本編では「大渡海」のデザインを担当し、馬締と西岡と共同して辞書を創り上げていく役柄に挑戦している。
辞書の命とも言われる紙を製作するあけぼの製紙の社員・宮本に宇野祥平、馬締たちが働く玄武書房社員の編集者に『探偵はBARにいる』などの個性的なキャラクターで人気を博している波岡一喜。「大渡海」の編纂作業でアルバイトたちの中心的役割を果たす江川、小林には、数々の映画祭に出品された『ニュータウンの青春』で脚本・監督を務めた森岡龍、そして新進気鋭の俳優・斎藤嘉樹が扮する。
撮影を終えた又吉さんは「辞書作りって、共通認識を作っていく仕事なんですよね。『アイス食べたいけど、太るからどうしよう』みたいな言葉では言い表せられない、“精神内部で感情がぶつかり合うこの感じ”って思っていたら、『それ“葛藤”やで』って、みんなが一発で分かるように言葉を決定していくイメージ。言葉にならない感情を言っていって、横から言葉にしていくっていうものだと感じました。松田さんとオダギリさんは、やっぱり雰囲気があって声が心地よかったです」と、さらなる“本”への愛情が深まったよう。