【対談インタビュー】映画『アナと雪の女王』、劇団四季「リトルマーメイド」 ~音楽のパワー~
I:「『ありのままの自分でいる』という歌詞が、悲しいシーンで歌われますが、それを歌うことによって最後のエンディングに繋がるのかなと思いました。主人公が冒険してまず“ありのまま”の自分をさらけ出す、そして大切なものを見つける重要な曲がり角で歌われる、とても大切な曲だと思いました」。
M:「私はこの曲を聴いた瞬間に自分と照らし合わせて、すごく共感できる部分が多かったです。私も歌手を目指していく中でうまくいかないことがあるときに悔しくて、何もできない自分が嫌で、じゃあそれをどう変えていけば良いんだろうと不満があるときは常に自分で考えるようにしていました。
だから、ありのままの自分でいるためには、常に自分の中にある壁を壊していかなきゃいけないと思っていたし、この曲の中にはそういうメッセージが詰まっているなと思いました。映画を観てからもそうですけど、自分のことを想いながら、こういう風に思っている女性もたくさんいると思うので、そういう方たちに向けてしっかり気持ちをこめて歌いました」。
I:「そういう点では曲のメッセージが『パート・オブ・ユア・ワールド』と近いところがありますよね」。
M:「女性として自分がこういう風になりたいという夢をもって、向かって行く気持ちが両曲ともに投影されていると思います」。