【対談インタビュー】映画『アナと雪の女王』、劇団四季「リトルマーメイド」 ~音楽のパワー~
――時に登場人物たちのセリフ以上に感情を伝える音楽。『リトルマーメイド』といえば、前述の「パート・オブ・ユア・ワールド」を始め「アンダー・ザ・シー」などミュージカルシーンに残る名曲として世界中の誰もが知る作品だが、ミュージカル化の際にエリック役の竹内さんが歌う「あの声」や「一歩ずつ」は新たに書き下ろされたというが?
T:「アリエルに対する想いとか、エリックの人生観とか。もしかすると映画より、このナンバーが2つ加わっただけで、すごく繊細に描かれているんじゃないかなと思います」。
M:「すごくときめきましたね。映画で観るよりも一つ一つのシーンが長く、細かいところまで描写されているので、2人のロマンスも深く描かれていて、こんなロマンチックな恋愛いいな…って思いました(笑)」。
――一方の岩城さんが演じるシェフ・ルイが歌う「レ・ポワソン」もミュージカル「リトルマーメイド」の大きな見せ場。まさにハマリ役で、毎回大爆笑の渦を呼んでいる。
I:「ストーリーからは直接絡んでこない、笑いを取るシーンなのですが、笑わせにいくと意外と外しちゃうことが分かって(苦笑)、逆に受ける方が多いですね。
自分の感性をちょっと変えて、たとえばその光を見たら『美しい』とかお魚を見たら『愛おしい』とか、普段と違うスイッチにしています。