韓国発・実話に基づく心震わす家族の映画続々公開…『マルティニークからの祈り』
一方、『ソウォン/願い』(新宿・シネマカリテほか全国順次公開中)は、2008年に実際に起きた幼女暴行事件とその裁判結果をもとに描かれた、家族の苦しみと再生の物語。身体と心に生涯消すことのできない傷を受けながら、犯人の有罪を立証するため裁判で証言しなければならないソウォンと、その家族の姿は、目を背けたくなる事件でありながら、強い絆を感じさせる。監督は『王の男』のイ・ジュンイク。『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング、『美しき野獣』のオム・ジウォンが両親役を演じている。
この2作品に共通しているのは、文字通りの“絶望”に正面から向き合う家族の姿を丁寧に追っていること。起こってしまった出来事を受け入れ、家族への想いを頼りに生きていく…登場人物たちのその真摯な姿には、心が震えずにいられないだろう。
『マルティニークからの祈り』は8月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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マルティニークからの祈り 2014年8月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開
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