【シネマカフェ的海外ドラマvol.317】ドラマ俳優とブロードウェイの関係性/舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
途中、観客との少々過激な絡みもあり、上目づかいでお下品なジョークを飛ばすのはもちろん、嬉々として口に含んだ水をピュ~ッと吹き出してみせたり、1人の観客の目の前(本当に目の前!)に降り立って腰を振りながら衣装のフリンジをヒラヒラさせる通称“カーウォッシュ”のパフォーマンスをしてみせたり。攻撃的だけれども、どこかキュートで、愛すべきヘドウィグがそこにいました。そして、クライマックスにヘドウィグが熱唱する「Midnight Radio」は号泣もの。興奮できて、笑えて、ギョッとできて、泣けて、心に突き刺さってくる素敵な時間が幕を閉じました。
そんなアンドリューの「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は10月12日まで。10月16日からは「デクスター」のマイケル・C・ホールがヘドウィグを演じることになりました。マイケルもまたまた海外ドラマファンには馴染み深く、どんなヘドウィグになるか気になるところですね!
(text:Hikaru Watanabe)
「インフォーマ」第2話 一ノ瀬ワタル、ラストシーンに登場「存在感すごい」「ゾクゾクしかない」