【インタビュー】国民的美少女グランプリ・吉本実憂、女優開眼のきっかけは「目立たない」劣等感
「メイクをしてもらって、撮影現場まで歩いている時が一番緊張しました。でも『スタート!』って監督から言われると、周りも気にせずにサーっと役に入り込んでいた」と手応えはある。
それでも「モニターで自分の演技を確認するたびに、もっと出来たんじゃないか?と反省や悔しさを感じた」と追及姿勢は初心貫徹だ。女優としての目標はある。でもあえて言わない。「目標って、会社でいうところの企業秘密のようなもの。マネージャーさんにも、家族にも言っていないんです。それを言ってしまったら、自分の魂を取られてしまうような気がして」とはにかみながらも、眼差しは真剣そのもの。
2015年には、ヒロイン役に抜擢された映画『罪の余白』の公開も控えている。「新しいことに挑戦したとしても、上手くいかないこともある。自分の成長すら実感できない時だって。でも女優業って、終わりのない成長を求める仕事だと思う。新しいことへの挑戦に対しての恐怖はほとんどありません」と、これからも前進あるのみだ。
映画『ゆめはるか』は12月13日より全国公開。
(text&photo:Hayato Ishii)
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