能年玲奈&中谷美紀…“こじらせ女子”2トップに学ぶ人生を豊かにする方法
と一蹴する。
彼女は母親曰く、“洋裁以外は何にもできない女”。言葉少なく、揺るがない決意のその姿は、藤井から「頑固じじい」とも揶揄されるほど。だが、市江は「2代目の仕事は1代目の仕事を全うすること」を信念に、秘めた想いを抱えながらも愚直なまでに自分の“職”に向き合っている。
だが、やがて何度断られても足繁く自分のもとに訪れる藤井の姿に徐々に心を開き、「(ブランド化を拒むのは)単に挑戦することが怖いだけではないか」と突きつけられた言葉によって、自分のこれまでの仕事に対する姿勢や思いを改めて見つめ直していく市江。
頑固で不器用な部分はそのままに、藤井や大切な常連たちの存在のありがたさに気づき、やがて周囲の気持ちに敏感になっていくという心の成長を見せていく。
こじらせ女子No.2『海月姫』蔵下 月海(くらした つきみ)
・こじらせ度:120%・こじらせタイプ:筋金入りオタク型
子どものころ、母親と水族館で出会って以来、筋金入りのクラゲオタクとなった月海(能年玲奈)。イラストレーターを目指して、鹿児島から上京。
クラゲの絵を描きながら、男子禁制アパート“天水館”にてオタク女子たちと暮らしている。