アカデミー賞監督が来日! 戦争に直面する世界に「無関心こそが戦争の最大の共犯者」
とも。室井さんも「順応性の高さに強さを感じる半面、哀しいとも思う」と顔を曇らせていた。
映画は1999年を舞台にしているが、それからの十数年で、世界はさらに多くの戦争、紛争、対立に直面してきた。監督の祖国フランスでも出版社襲撃事件が起こり、つい昨日はチュニジアでも博物館襲撃という事件が起きたばかり。こうした現実を踏まえつつ、監督は本作で「報道やニュースが見せてはくれない人間の実像を見せたかった」と語る。そして「ここ数年で、過激思想が蔓延していますが、気を付けねばなりません。平和がいかに儚いものなのか、人は自分のみに降りかからないと気づきません。無関心こそが戦争の最も強大な“共犯者”です。
無関心であることをやめることは自分の意思で可能なのです。共感を持つことが第一歩だと思います」と訴えた。
『あの日の声を探して』は4月24日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
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