満席続出『イミテーション・ゲーム』、天才を支えるチームは…“戦隊モノ”!?
1939年、ケンブリッジ大学の特別研究員アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は英国政府のトップシークレットである、ドイツ軍エニグマ暗号機の解読作戦に参加する。なんと暗号機のパターンは、159の後に0が18個も続く(1垓5900京通り)という未知の領域!?全組み合わせを調べ終えるまで、10人の人間が24時間働き詰めでも2000万年かかるという驚異の数字だった。だが、チューリングは1人で勝手に解読マシンを制作し始め、リーダーだったチェスのチャンピオン、ヒュー・アレグサンダー(マシュー・グード)らチームから総反発を食らうことに――。
この“暗号解読戦隊”で、カンバーバッチ演じるチューリングの立ち位置はもちろん、孤高ともいえる“レッド”。仲間と共闘しながらも、次第にマシンの意味をチームに認めさせていく。やがて、現代のコンピューターの始まりとなる彼のマシンの原理には、誰もが一目を置くようになる。
そんな彼に対抗する“ライバル”的キャラが、マシュー・グード。『シングルマン』『イノセント・ガーデン』などで知られ、スマートな英国紳士を地でいく彼が演じたチェスの天才は、ハンサムで人を引きつける魅力を持ち、女性にもモテモテ。