仲里依紗、本格リーガルサスペンス「テミスの求刑」主演に!「“鉄の女”って感じ」
すっかりスーツ姿も板に付き、「気持ちがシュッと引き締まる」とはつらつとした表情。この日は、岸谷さんとエキストラ300人を動員した激しいアクションシーンに挑んだそうだが、疲れを全く感じさせない軽妙なトークで、作品への思いや撮影裏話を語った。
原作は司法制度をテーマにした推理小説を数多く発表する作家・大門剛明の同名小説。“テミス”とは、ギリシア神話に登場する“正義の女神”のことだ。仲さんは、脚本を初めて読んだときの印象を、「人が一番怖いなって思いました。お化けはまったく怖くない、怖いのは人間」と独特の言葉で表現する。真実を追求する検察事務官を演じているだけに、「信じるか、信じないか、最終的にそこが人間関係の大切な部分」と強調する姿に、役柄を超えたリアルな感情が見え隠れする。
自身が演じた検察事務官・平川星利菜ついては、「精神が物凄く強い女性。
これだけのことが起これば、人間は病むと思うのですが、谷底へ突き落とされても、そこから立ち上がり、そして這い上がっていく強さがある。いまどき珍しい女性だなって尊敬します。“鉄の女”って感じですよね」と絶賛。自身との共通点は、妹を思う“長女”という部分だけで、そのほかはすべて真逆と照れ笑いを見せた。