【予告編】なぜ、カナシミが必要なの? 大人の“あなた”に贈る『インサイド・ヘッド』
その瞬間、ヨロコビとカナシミが広大な頭の中に放り出されてしまった。大切な感情が2つも不在になったライリーの心は、危機的な状態に陥ってしまうのだ。
「想像してみて下さい。ヨロコビとカナシミがいない、イカリとビビリとムカムカだけの11歳の子どもですよ。そんな11歳なんて考えられませんよね?」と、製作総指揮のジョン・ラセターは言う。
環境の変化によって、訳も分からず気持ちが不安定になってしまうことは、誰しも身に覚えがあるだろう。監督のピート・ドクターも「感情たちは、私たちの頭の中にいる声のような存在です。そして子ども時代が去ってしまうことにはホロ苦くちょっと悲しい想いがつきまとうものです。
それがこの映画のカギとなっています」と明かす。
「これは、かつて子ども時代を経験した大人も共感できる、“あなた”の物語です。数々の映画で観客をイマジネーションの世界に連れて行ったチームが作る感動的なストーリーです。テーマパークのように無限に広がる頭の中で展開されるエンタテインメントを楽しんでほしいです」と、誰もが共感する物語であることを語った。長編アニメーション20周年作品としてピクサーが贈るのは、子ども時代を忘れてしまった“あなた”のための物語。