Soup Stock Tokyoのスマイルズが「越後妻有アートトリエンナーレ2015」に出品
スマイルズは、開催直前の7月16日(木)に、本件に関する記者発表会とトークセッションを開催した。トークセッションでは、「アートからビジネスが学べること」と題し、スマイルズ代表遠山正道氏、デンソーウェーブ代表柵木充彦氏、さらに越後妻有アートトリエンナーレをプロデュースするアートフロントギャラリー代表北山フラム氏、美術ジャーナリスト鈴木芳雄氏らが登壇した。
スマイルズの遠山氏は、「アーティストは個人でなければいけないという決まりはない。」とし、「21世紀は価値の時代」と考え、一企業としてスマイルズが、デンソーを巻き込んで、価値そのものについて追及するために現代アート分野にチャレンジしようと考えたと動機を説明。また「アートの世界に、ビジネスの苦労や新たなチャレンジなども差し込んでみたい」とも語った。
作品は今後も継続していく方針で、翌年の瀬戸内トリエンナーレや海外の芸術祭をも視野にいれ、作品には日本そのものの要素も含め、「食」、「技術」、「おもてなし」の3つをコンテクストに敷いているという。一方、ロボットの技術を提供したデンソーウェーブの柵木氏は、「芸術という一見デンソーのビジネスとはかけ離れた世界であるため、当初は企画に対しての戸惑いもあったが、遠山氏の考えに賛同して参画することを決めた」