2015年9月8日 14:30
【おいしい映画】食事で人の素顔が浮き彫りに!?『ヴィンセントが教えてくれたこと』
(Photo:cinemacafe.net)
ソフトクリーム、コーラ。猫と一緒に食べた味気ない食事。いつでもどこでも食べられる、ありふれた物でも、「誰と、どんな気持ちで食べたか」で、それはとてつもなく味わい深い思い出、記憶になっていく――。今回はそんな「おいしい映画」、『ヴィンセントが教えてくれたこと』をご紹介します。
ギャンブル好きで人嫌いのジジイ、ヴィンセント(ビル・マーレイ)が住む家の隣に、シングルマザーのマギー(メリッサ・マッカーシー)と息子のオリバー(ジェイデン・リーベラー)が引っ越してくる。ひょんなことからオリバーの“シッター”を引き受けることになったヴィンセントは、破天荒な独自のスタイルで彼の世話を焼くことに。
小学生のオリバーを平気で競馬場に連れて行っては馬券の買い方を教え、行きつけのバーでは注文の仕方をレクチャー。そしてガレージで酒を飲みながらいじめっこの撃退法を教えるのです。
そんなハチャメチャなヴィンセントも、オリバーとは不思議と馬が合う様子。そしてオリバーも、偏屈オヤジとまわりから言われるヴィンセントと過ごす中で、彼の裏の顔を知っていきます。妻を愛する姿、妊婦のストリッパーのダカ(ナオミ・ワッツ)