表参道・スパイラル開館30周年記念「スペクトラム ―いまを見つめ未来を探す」展
新時代を切り拓くエネルギーに満ちた作品を創造する作家らとともに、スパイラルも新しい価値創造に取り組んでいる。
参加作家は、栗林隆、榊原澄人、高橋匡太、毛利悠子の4人。本展コキュレーターの金澤韻によると、本展覧会は4人がそれぞれ現在感じていることや芸術上のミッションを話し合うところから始め、互いに考えを深めながら作り上げていったものだという。さらに、作家たちのユニークな視点と表現方法から、都市の目に見えないシステムや、その中をめぐるエネルギー、あるいは複雑さとその渦中を生きていく人間といったキーワードが見えてくるそうだ。
9月26日(土)のオープニングイベントでは、出展作家によるトークショーと、高橋匡太作品点灯式が行われ、これを皮切りに、10月3日(土)には「SLOW MOVEMENT ―The Eternal Symphony―」がスパイラルエントランスや近隣の特設会場に巡回されるほか、10月10日(土)~12日(月・祝)に、Dance New Air 2016 プレ公演 「サイトスペシフィックシリーズ vol.1『distant voceis』~青山借景」が開かれるなどする。「スペクトラム ―いまを見つめ未来を探す」展に触れて、新しい時代の胎動を感じてみてはいかがだろうか。
(text:Miwa Ogata)
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