柳楽優弥、引く手あまたのモテ期到来も「役者として生きるのに必死」
(Photo:cinemacafe.net)
江戸から明治へ、時代の変容の渦に巻き込まれ、儚く散っていった若者たちの青春を描いた時代劇映画『合葬』。将軍と江戸市中を守るために結成された「彰義隊」の一人、秋津極を演じたのが、俳優の柳楽優弥。初主演した映画『誰も知らない』の少年役で世界的に注目された柳楽も、今では25歳の立派な青年に成長し、自身のフィルモグラフィーに多くの出演作を刻んでいる。
特に2014年からは破竹の勢いで、宮本亜門演出の舞台「金閣寺」、映画『クローズExplode』『闇金ウシジマくん Part2』『最後の命』、テレビドラマ「アオイホノオ」、現在放送中のNHK朝ドラ「まれ」など堅調な活躍が目立つ。主演も張れて、脇にも徹する事が出来る。最新作『合葬』は自身初となる時代劇で、役者としての幅を広げると共に、引き出しの数を増やすことも出来た。これら活躍は“ブレイク”という言葉で表せそうだが……。
ところが本人にぶつけると「今の状況で“ブレイク”と言われてしまうのは悲しい。
自分としては“まだまだ”ですよ」と強い眼差しで返って来た。「慢心せずに未来に向かって、いい作品に参加したいという欲がある。