くらし情報『【シネマモード】子どもから大人へ成長…“制服”の意味とは?』

2015年9月29日 21:30

【シネマモード】子どもから大人へ成長…“制服”の意味とは?

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


みなさんは、制服に何か思い出はあるでしょうか。私は、幼稚園から高校まで同じデザインの制服(しかもセーラー服)を着続けていた経験を持つ者。はっきり言って、小学校の終り頃から、早く脱ぎ捨ててしまいたいと思うばかりで、良い思い出はほとんどありません。しかも、規則が厳しくアレンジはほぼ不可。「皆同じ服装なんてキモい」と思い続けていました。でも、高校卒業から早○○年。すっかり大人になった今では、制服が持っていた意味のようなものに気づくようになりました。そんな流れでの『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』です。


本作は、愛を知らなかった少年が、合唱との出会いを通して成長していく物語。よくある少年の成長物語かと思いきや、少年合唱団の内部というかなり特殊な世界を描いた作品は、成長の描写も興味深いものになっているのです。逮捕歴があり、やや荒れた生活を送る母親と暮らす12歳のステットが主人公。ある日、校長に類い稀なるボーイ・ソプラノを高く評価され、その才能を活かせる学校への転校を勧められます。新しい学校とは、全米一の国立少年合唱団の付属という名門校。母のことが心配な上、礼儀知らずのステットは、初めは無礼にも大人たちの提案を一蹴し拒否するのですが、やがてそうもしていられないのっぴきならない事情により付属校へ移ることになります。

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