2015年11月9日 16:00
【シネマモード】ヒラリー・スワンク、限りある命を「祝福するべき」
本当の自分を、あるがままの自分を見てくれる人がいることの美しさが綴られているわ」。
信頼で結ばれたケイトとベックの関係も、本作の見どころ。
「二人合わせて理想の女性と言えるかも。ケイトは控えめで正確無比、ベックは自由奔放で何物にも縛られない。時には控えめに、時には自由に。必要なときは努力し、遊ぶときは思い切り。どちらも大事。月と太陽のような存在の二人は、お互いに補完し合っていると思います」。
父親の看病をするため、この10月まで1年間のオフをとっていた彼女にとって、本格再始動ともなった今回の仕事。あらためて、演じる喜びを感じたよう。
「どの役を演じることも私にとっては贈り物だし、私の人生観を変えてくれるわ。ものの見方を変えるきっかけになる。ほかのキャラクターの立場に立ち、彼らの目から世界を観ることができるから、それによって成長できるはず。もし、それができないなら、その人に問題があるのね(笑)」。
今回あらためて感じたのは、限りある命を生きる覚悟。
「誰もに期限がある。
それが悲しいことと感じるのではなく、いまこの瞬間を祝福するべき。朝起きて、生きていることをあたりまえのように感じずに、感謝すること大切。