2016年3月26日 08:00
【インタビュー】パク・ユチョン、俳優として新境地へ「匂いを見る少女」
という、複雑さを抱えたキャラクターだ。
そのチェ・ムガクとパク・ユチョンとでは、「似ている面はあります」という。「僕は演技するとき、いつも僕自身の性格や姿を役柄に反映させるほうです。そのほうが日常的なシーンを演じるときに、より自然な感じに見えると思うからです」。とはいえ、今回の役柄には試行錯誤もあったようで、「チョリムと出会って笑顔を取り戻すコミカルなシーンは、僕の性格を前面に押し出していかないと演技できませんでした。ムガクとしてギャグを言ってもおもしろくない気がしたので、僕本来の性格を前に出して演じています」と語る。
ときにはカツラを被ったり、奇声(?)を発したり、シン・セギョンが演じたお笑い志望チョリムのキュートで明るい魅力も相まって、ユチョンが見せたコミカルな漫才シーンの演技は、ドラマを見たファンの間でも大きな話題となった。2人の役名をとった“ムリム(ムガク+チョリム)コンビ”は、初共演とは思えないほど最高の相性を発揮したといえる。
「シン・セギョンさんとは読み合わせのときに初めて会いました」とユチョン。「いままで彼女が出演してきた作品を見てみると、暗くて神秘的なイメージがあります。