2016年4月29日 20:30
【予告編】アリシア・ヴィキャンデルの美しきAIロボがもたらす心理戦…『エクス・マキナ』
ガーランド監督は本作について、「ケイレブ、ネイサン、“エヴァ”3人の人間が繰り広げる頭脳戦です。互いが互いを試し、相手を精神的に打ちのめそうとする。そして主従関係を築いていくんです」と語る。
だが、主要登場人物の1人が女性型ロボット“エヴァ”という設定によって、作品にはより複雑さが与えられることになった。製作のアンドリュー・マクドナルドはこう語る。「『エクス・マキナ』には2つの楽しみ方があります。基本となるのはサイコスリラーというジャンル映画として見る楽しみ方、しかし登場人物を通して人間の根源的な性質や心理を探るという見方もできます。私は常にキャッチーでありながら知的な作品作りを目指してきました。
『エクス・マキナ』はその2つを両立しようとした、これまでにない作品です」。
ガーランドは監督デビュー作となる本作において、長年関心を持ち続けていたテーマに挑んでいる。テクノロジーに対して私たちが抱く恐怖や不安、そしてテクノロジーが私たちの生活で担う役割だ。ガーランド監督は、「人は人工知能やコンピューター全般に過剰なまでの恐怖心を抱きます。それは決して頭から離れません。人の“性”なのでしょう。