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第76回(2023年)カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたアリシア・ヴィキャンデルとジュード・ロウ共演の最新作『FIREBRAND』(原題)が邦題『ファイアーブランドヘンリー8世最後の妻』として、2025年2月14日(金)より公開決定。予告編、ビジュアル、場面写真が一挙に解禁となった。昨年のカンヌ国際映画祭プレミア上映後には、ミシェル・ヨー、マリオン・コティヤールを含む観客から8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こった本作。英国史上最もスキャンダラスで悪名高い暴君ヘンリー8世と、その6番目にして最後の妻キャサリン・パーが生き残りを賭けて戦う、静かな恐怖に息を呑む宮廷サバイバル・スリラーとなっている。英国最恐暴君を演じるジュード・ロウ、こだわったのは想像を絶する「悪臭」監督は『見えざる人生』(2019年、第16回ラテンビート映画祭)で第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞のカリン・アイヌーズ。監督作のほとんどが世界三大映画祭で受賞・ノミネートを果たすなど世界が認める監督であり、本作はブラジル人のカリン・アイヌーズ監督にとって初の英語作品となる。エル・ファニング出演『ポケットの中の握り拳』のリメイク映画『Rosebush Pruning』(原題)の公開も控えている。在位38年間で離婚と処刑を繰り返した暴虐な絶対君主ヘンリー8世を演じるのは、先日の東京コミコンでの来日も話題、現在はドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」に出演し、先日はハリウッド殿堂入りを果たしたジュード・ロウ。その最後の妻キャサリン・パーを『リリーのすべて』のアカデミー賞俳優アリシア・ヴィキャンデルが演じる。脇を固めるのはエディ・マーサン、サム・ライリーなどイギリスの名優たち。さらに、本年度英国インディペンデント映画賞衣装デザイン賞受賞/ヘアメイク賞にノミネートされたスタッフが16世紀の英国宮廷を荘厳で冷艶に再現し、アカデミー賞俳優たちによる緊迫の駆け引きを彩った。恐ろしくも魅力的なヘンリー8世を演じるため、ジュード・ロウがこだわった驚きのポイントは「匂い」。ヘンリー8世は馬上槍試合での落馬により脚が酷く腐っていたそうで、その強烈な匂いを再現するため、血、糞尿、汗といった史上最悪の香水を作り出し、想像を絶する匂いを放ちながら撮影していたという。ヘンリー8世とその妻たちの話は日本でも有名で、阿部寛がヘンリーを演じ、吉田鋼太郎が演出を務めた舞台「ヘンリー八世」や、ソニンや鈴木愛理らが6人の王妃を演じるミュージカル「SIX」、ヘンリーの娘エリザベス1世の人生を描く漫画「セシルの女王」など、数々の人気作でモデルとして取り上げられている。今回解禁された予告編は、冷ややかな空気の漂う16世紀イギリスのテューダー朝を舞台に、ジュード・ロウ扮する英国王室史上最もスキャンダラスで残虐な王ヘンリー8世と、その最後の妻となったアリシア・ヴィキャンデル扮するキャサリン・パーの姿を捉える。主教に「国王を裏切るのか?」と問われ意味深な表情を浮かべるキャサリンに何かが起こる予感が…。キャサリンに対し「他の王妃たちよりも卑劣な女か?」「首をはねてやる!」と激昂するヘンリー8世。さらに複雑に絡み合う宮廷の人々の思惑に緊迫感はMAX。最後には、キャサリンはヘンリーに「私たちは地獄行き。覚悟はできています。あなたは?」と問いかける。暴君と王妃、生き残るのはどちらなのか?2人の運命はいかに――。併せて国王夫婦の横顔を切り取ったインパクト抜群のビジュアルも解禁。目を閉じたヘンリーが、妻であるキャサリンの口を閉ざしている。見たいものしか見ないヘンリーと、言いたいことを力づくで抑え込まれるキャサリンを表現するかのようなカット。豪華絢爛な衣装や美術にも注目だ。『ファイアーブランドヘンリー8世最後の妻』は2025年2月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年12月26日株式会社シソン(東京都渋谷区)は、代官山SISON GALLERyにて、2023年11月10日から19日まで、アリシア・ベイ=ローレルと比地岡陽子による絵と器の作品展を開催いたします。Alicia & Yokoアリシアベイローレルは、カリフォルニア州のヒッピーコミューンでの生活の中で自然とともに生きる指南書「地球の上に生きる」(Living On The Earth)を1970年に出版、世界中に愛読者を持つアーティスト。オーガニックライフを提唱する姿勢は現在も変わらず、アートや音楽でその思想を伝え続けています。シソンギャラリーでは、2018年に個展を開催しています。今回は「地球の上に生きる」(Living On The Earth)の原画や今までの絵画作品に加え、新作も展示いたします。Alicia's drawing鹿児島で作陶する比地岡陽子さんは、自然に溶け込むような質感、時折鈍く光る金彩使い、温かみのある白い作品など、比地岡さんのやさしくあたたかな人柄が感じられる器を作っています。Yoko's pottery 1「器を創る側になり始めた頃に出会ったアリシアの本『地球の上に生きる』。都会育ちの私には、おとぎ話の世界に思えたその世界観。以来憧れを秘めながら、日々の暮らしに寄り添う器を作りたいという、今の思いにつながっていると思います。この度、ご一緒できることをとても光栄に思っています。」比地岡陽子「シソンギャラリーでの陶芸家の比地岡陽子さんとの2人展を開催できること、皆様に感謝します。本当は日本に来て皆さんとご一緒したいのですが、パートナーの看病で日本に行けません。どうか皆様にとって、素敵な冬の季節となりますように!」アリシア・ベイ=ローレル「20年来のファンであり友人であるアリシアと、普段から愛用している器作家の比地岡さん、このお2人の作品作りの根底にある思いや作品の質感などが美しく共鳴しあうと感じて、今回の展示開催の運びとなりました。また、今回はシソンギャラリー初の2人展(合同展)となります。」シソンギャラリー 野口アヤ今回の貴重なこの機会にぜひお運びくださいませ。皆様のお越しをお待ちしております。■概要「アリシア・ベイ・ローレルの絵と比地岡陽子の器」“Drawings Paintings by Alicia bay Laurel & Ceramics by Yoko Hijioka”日時:2023年11月10日~19日 12:00~18:00 *火曜休廊場所:東京都渋谷区猿楽町3-18 SISON GALLERy 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月26日マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが韓国映画に出演することになった。ナ・ホンジン監督のスリラーで、英語のタイトルは『Hope』。舞台は韓国、言語も韓国語だが、ファスベンダーとヴィキャンデルのセリフは英語とのこと。私生活で夫婦のファスベンダーとヴィキャンデルはナ・ホンジン監督の過去作品のファンということだ。ほかに『イカゲーム』で大ブレイクしたチョン・ホヨンが警察官役で出演する。撮影は今年後半にスタートの予定。文=猿渡由紀
2023年03月31日2016年に『光をくれた人』で共演したマイケル・ファスベンダー&アリシア・ヴィキャンデル夫妻が、『Hope』(原題)で7年ぶりに共演する。メガホンを取るのは『哀しき獣』『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督。舞台は人里離れた港町「Hopo Port」で、住民の「謎の発見」をきっかけに物語が展開するスリラーだという。住民たちはやがて、いままで遭遇したことのないものと、生き残りをかけた壮絶な戦いに身を投じることに…。ほぼ全編が韓国語になるとのことだが、マイケルとアリシアのセリフは英語と予想されている。「イカゲーム」で大ブレイクしたチョン・ホヨンが、女性警察官として出演する。チョン・ホヨン Photo by Vivien Killilea/Getty Images for Netflix『リリーのすべて』でアカデミー助演女優賞を受賞したアリシア、『それでも夜は明ける』でアカデミー助演男優賞の候補となったマイケル、「イカゲーム」でエミー賞助演女優賞にノミネートされたホヨンと演技派の3人がキャスティングされ、映画ファンは「楽しみ!」と期待を寄せている。マイケルとアリシアについては「ヨーロッパ版のジョン・クラシンスキー&エミリー・ブラント夫妻になりつつある!」という声も。撮影技師には『パラサイト 半地下の家族』のホン・ギョンピョが起用された。ホンジン監督とは『哭声/コクソン』でもタッグを組んだ。『Hope』の撮影は今年後半に韓国でスタートする。(賀来比呂美)
2023年03月30日モンクレール(MONCLER)とアリシア・キーズのコラボレーションによるカプセルコレクションが登場。ダウンジャケットなどが、2023年3月23日(木)より、モンクレールフラッグシップストア銀座ほかで発売される。NYのクールで気軽な雰囲気をテーマにモンクレールと、ミュージシャンのアリシア・キーズが初のコラボレーション。ニューヨークのクールで気軽な雰囲気をテーマに、ニューヨークの街に溢れるエネルギーや気迫、希望に満ちたムードなどを、90年代のファッションを想起させるシルエットや大胆なカラーリングで表現した。ダウンジャケットやTシャツ、パンツといったウェアや、ハットなどの小物アイテムを幅広く取り揃える。自由の女神モチーフのダウンジャケットたとえば、「Tompinksショートダウンジャケット」は、背中に配した“自由の女神”のモチーフが印象的。光沢のあるナイロン素材により、表面はツヤツヤと輝いている。裏地にはオレンジを採用し、大胆なカラーブロックも目を惹く一着に仕上げた。手描きの筆使いで柄を表現したベスト「Williamsburgベスト」は、ニューヨークのストリートアートシーンから着想を得たベスト。手描きの筆使いを生地に表現したアーティスティックなアイテムだ。左胸には、コラボレーションの証であるロゴパッチをあしらっている。パープルカラーのパンツカラーがキーワードのひとつでもある今回のコラボレーションコレクション。中でも、90年代のバギーパンツにインスパイアされたオーバーサイズなパンツは、アリシアを象徴するパープルを用いているのがポイントだ。裾には、ジッパーとスナップボタンを配しており、ジッパーを開けて着用したりと多様な着こなしを叶えてくれる。ハットやタンブラーもまた、ロゴパッチ付きのレッドコーラルやパープルのバケットハットや、取り外し可能なストラップ付タンブラーなどの小物アイテムも展開される。【詳細】モンクレール×アリシア・キーズ発売日:2023年3月23日(木)販売店舗:モンクレールフラッグシップストア銀座、主要セレクトショップアイテム例:・Tompinksショートダウンジャケット 262,900円・Williamsburgベスト 277,200円・Tシャツ 53,900円・パンツ 145,200円・バケットハット 53,900円・タンブラー 73,700円【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:0120-977-747
2023年03月26日アリシア・ヴィキャンデル主演でオリヴィエ・アサイヤス監督のカルト映画をA24×HBOがドラマ化、カンヌ国際映画祭に正式出品された「イルマ・ヴェップ」が、11月3日(木・祝)0時よりU-NEXTにて全8話一挙見放題で独占配信されることが決定した。本作は、『パーソナル・ショッパー』『アクトレス~女たちの舞台~』など、フランスを代表する映画監督オリヴィエ・アサイヤスによる96年公開のカルト映画をドラマ化したHBOオリジナルシリーズ。アサイヤス自らが監督、脚本を担当。キャリアにも恋愛にも幻滅したアメリカ人映画スターの女優ミラが、フランスのサイレント映画『レ・ヴァンピール吸血ギャング団』のリメイク版で“イルマ・ヴェップ”を演じるためにフランスにやってくるところからストーリーは始まる。不気味な犯罪スリラーを背景に、ミラは自分自身と演じるキャラクターの区別が曖昧になっていき…。虚構と現実、芸術と人生の境界線がゆらぐ不思議な世界観に引き込まれる。主演のミラを演じるのは、アカデミー賞受賞のアリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』『トゥームレイダー ファースト・ミッション』)。ヴァンサン・マケーニュ、ジャンヌ・バリバール、ヴァンサン・ラコスト、パスカル・グレゴリーらフランス映画界の名優に加え、『モービウス』アドリア・アルホナ、『Away -遠く離れて-』ヴィヴィアン・ウーなど国際色豊かな俳優が集結。HBOが米国気鋭の映画会社A24とタッグを組んだ本作には、「ユーフォリア/EUPHORIA」のクリエイター、サム・レビンソンも製作総指揮として名を連ねている。今年のカンヌ国際映画祭に招待されワールドプレミアでお披露目された際には、「ゴージャスなカオス!」「リメイクを題材にした映画のリメイクというメタでへそ曲がりな作品ながら、映画作りについての愛情に満ち溢れている」(タイム誌)、「テレビドラマの枠を超え、オリジナル映画よりも、より大きく、シャープで、面白い」(フィナンシャルタイム誌)、「目まぐるしいほどに多彩な魅力にあふれている。オリジナルを観ていなくても楽しめる」(ロサンゼルス・タイムズ誌)と絶賛。辛口批評サイト「ロッテントマト」でも96%の満足度を得た。東京国際映画祭でプレミア上映決定本作は、10月24日(月)より開催される第35回東京国際映画祭の「TIFFシリーズ」(TV放映、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を日本国内での公開に先駆け上映する部門)にて上映されることが決定。さらにU-NEXTでは、本作の基となった映画『イルマ・ヴェップ』(1996)を配信予定のほか、『冷たい水』『カルロス』『アクトレス~女たちの舞台~』などのアサイヤス監督作品も見放題で配信中となっている。「イルマ・ヴェップ」は11月3日(木・祝)0時~U-NEXTにて見放題一挙配信予定(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2022年09月21日5月17日からおよそ2週間弱に渡って開催される第75回カンヌ国際映画祭は、連日、セレブリティの華やかな衣装に多くの注目が集まります。プレミア上映会には、アリシア・ヴィキャンデル、タハール・ラヒムらがルイ・ヴィトンを纏い登場しました。アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Amanda Vikander)アリシア・ヴィキャンデル ©LOUIS VUITTONスウェーデンの女優、アリシア・ヴィキャンデルは、映画『イルマ・ヴェップ(”Irma Vep”)』のフォトコールにて、ウエスト部分のペプラムとレザーフリンジのディテールが印象的な トップスに、ブラックのパンツとパンプスをあわせてコーディネート。アリシア・ヴィキャンデル ©LOUIS VUITTON映画『ホーリー・スパイダー(”Holy Spider ”)』のプレミア上映会にて、メタリックなスパンコールをちりばめたカスタムガウンを纏って登場。ルイ・ヴィトンのハイジュエリー コレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをセッティングしたリングとイヤリングをコーディネート。ジョエル・エドガートン(Joel Edgerton)ジョエル・エドガートン ©LOUIS VUITTONオーストラリア出身の俳優で映画監督でもあるジョエル・エドガートンは、映画『ボーイ・フロム・ヘブン(”Boy From Heaven”)』のプレミア上映会にて、ブラックタキシードにサテンのタイを合わせたシルクシャツ、黒のレザーローファーを着用。タハール・ラヒム(Tahar Rahim)タハール・ラヒム ©LOUIS VUITTONフランスの俳優、タハール・ラヒムは、映画『ドンファン(”Don Juan”)』のフォトコールにて、ネイビーのTシャツに、黒とネイビーのウールベストと黒のウールパンツを着用。ウォッチの「タンブール オールブラック」を合わせて。タハール・ラヒム ©LOUIS VUITTON映画『フォーエバー・ヤング(”Forever Young ”)』のプレミア上映会にて、黒ストライプのダブルブレストスーツと黒のレザーローファーを着用。マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)マイケル・ファスベンダー ©LOUIS VUITTONドイツおよびアイルランドの俳優、マイケル・ファスベンダーは、映画『ホーリー・スパイダー(”Holy Spider ”)』のプレミア上映会にて、黒のタキシードとサテンのボウタイを合わせた白のシルクシャツを着用。【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイト www.louisvuitton.com をご覧ください。【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854
2022年05月24日『アリスのままで』のジュリアン・ムーアと『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが伝説のフェミニスト、グロリア・スタイネムの生涯をリレー形式で演じた『グロリアス 世界を動かした女たち』から、予告編が解禁となった。解禁となった予告編は、バスから颯爽と降りてきた主人公のグロリア・スタイネム(ジュリアン・ムーア)が、女性から声を掛けられるシーンから始まる。場面は移り変わり、車窓から外を眺める女性たち。若き日のグロリア(アリシア・ヴィキャンデル)は「私の人生は旅をする事で変わった」と語り、「旅は一番の教育だ」という父の教えからであることが示される。この言葉をきっかけにインドに2年間滞在をした彼女は、そこで驚くべき体験をする。この出来事を記事として書きたいと出版社を訪ねるが、「ファッションの記事を書いてくれ」と言い返される。女性という理由だけで希望する記事を書かせてくれないことを知ったグロリアは、バニーガールの恰好でお酒を提供する“プレイボーイ・クラブ”に極秘で潜入取材をすることに。そこで女性がモノとして扱われている裏側を暴露すると大きな反響を得るが、男性編集者からは「次はポルノ業界に潜入か?」とセクハラ発言をされる。男性優位の社会に嫌気が指したグロリアは、トレードマークとなる大きなサングラスを身に付け、女性解放運動の活動に参加していくのだった。そんな彼女の数奇な生涯を、ジュリアンとアリシアの2人のアカデミー賞女優で描いた本作。同じく活動家を演じたジャネール・モネイ、ベット・ミドラーの姿もあり、女性の地位向上のために立ち向かった、“いまの私たちに繋がる”彼女の勇姿を感じることのできる予告となっている。『グロリアス 世界を動かした女たち』は5月13日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋 S.C.館、kino cinema天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グロリアス 世界を動かした女たち 2022年5月13日よりkino cinéma 横浜みなとみらい・立川髙島屋 S.C.館・天神ほか全国にて公開© 2020 The Glorias, LLC
2022年04月30日女性解放運動のパイオニアであるグロリア・スタイネムをジュリアン・ムーアとアリシア・ヴィキャンデルがW主演で演じる『グロリアス 世界を動かした女たち』から、ポスタービジュアルおよび場面写真が一挙に解禁となった。伝説のフェミニスト、グロリア・スタイネムの若き日を演じたのは、『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。40代以降のバトンを受け継いだのが、『アリスのままで』で同賞の主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。この2人が、波乱に満ちた彼女の生涯をリレー形式で演じ切った。この度解禁となったポスタービジュアルは、『フリーダ』ジュリー・テイモア監督の作風が強く反映された、独特な色彩で描かれている。まず目につくのは、アリシア演じる青年期のグロリアが、ジャネール・モネイ演じる仲間とともに、女性解放運動の宣言を行う象徴的なシーンだ。その上には、ジュリアン演じる壮年期のグロリアが大きく映し出されている。「これは、彼女たちと、あなたの物語──」というコピーが示しているように、彼女たちの勇気ある行動が、いまの私たちに繋がっていることを感じさせてくれるビジュアルである。併せて解禁された場面写真では、人生の転機ともなった留学先のインドで現地の人々と交流をする姿や、仲間たちとともに女性の地位向上のために立ち上がる勇ましい様子などが切り取られている。『グロリアス 世界を動かした女たち』は5月13日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋 S.C.館、kino cinema天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グロリアス 世界を動かした女たち 2022年5月13日よりkino cinéma 横浜みなとみらい・立川髙島屋 S.C.館・天神ほか全国にて公開© 2020 The Glorias, LLC
2022年04月21日ジュリアン・ムーアとアリシア・ヴィキャンデルの2大アカデミー賞俳優がW主演する『グロリアス 世界を動かした女たち』(原題:THE GLORIAS)が5月13日(金)より公開されることが決定し、メイン写真が解禁された。大学生でインドに留学をしたグロリアは、男性から虐げられている女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後はジャーナリストとして働き始める。だが、社会的なテーマを希望しても、女だからとファッションや恋愛のコラムしか任されない。そこでグロリアは高級クラブの「プレイボーイ・クラブ」に自らバニーガールとして潜入。その内幕を記事にして暴き、女性を商品として売り物にする実態を告発する。更にはTVの対談番組に出演するなど、徐々に女性解放運動の活動家として知られ始める。40代を迎えた頃、仲間たちと共に女性主体の雑誌「Ms.」を創刊。これは、未婚女性=Missや既婚女性=Mrs.とは別に、どんな女性にも使える新しい敬称=Ms.として、全米各地の女性に受け入れられていく。アリシア・ヴィキャンデル女性解放運動のパイオニアとして活躍したグロリア・スタイネムと活動家の仲間たちを描く本作。『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが若き日のグロリアを演じ、『アリスのままで』で同賞主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアが40代以降のバトンを受け継いだ。世代を超えた名女優の2人が、その波乱に満ちた生涯をリレー形式で演じている。ジュリアン・ムーア活動家の盟友には『アンテベラム』のジャネール・モネイや、『フォー・ザ・ボーイズ』のベット・ミドラーが顔を揃える。監督は『フリーダ』のジュリー・テイモア。自由奔放で解放的なイマジネーションを駆使して、グロリアとその仲間たちの迸るドラマを描き尽くした。今回解禁となったメイン写真は、ジュリアン・ムーア演じるグロリア・スタイネムが、女性解放運動のリーダーとして、デモ行進を率いる様子が切り取られている。その堂々とした姿勢と自信に満ち溢れた表情からは、どんな差別や扱いにも屈せずに、女性の地位向上のために活動する彼女の信念を感じることができる。『グロリアス 世界を動かした女たち』は5月13日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋 S.C.館、kino cinema天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グロリアス 世界を動かした女たち 2022年5月13日よりkino cinéma 横浜みなとみらい・立川髙島屋 S.C.館・天神ほか全国にて公開© 2020 The Glorias, LLC
2022年04月13日アリシア・ヴィカンダーが『Firebrand』に出演することになった。ミシェル・ウィリアムズが演じるはずだったキャサリン・パーの役で、ウィリアムズの降板を受けて決まったもの。キャサリン・パーは、ヘンリー8世の6番目かつ最後の妻。彼の過去の妻たちが悲惨な運命を辿ったことを知っている彼女は、この結婚をどう生き延びるか必死で考える。ヘンリー8世を演じるのはジュード・ロウ。監督はカリム・アイノズ。ブラジル人の彼にとって、初の英語作品となる。ヴィカンダーの最近作は、現在日本公開中の『ブルー・バイユー』。文=猿渡由紀
2022年03月11日現在公開中の映画『ブルー・バイユー』で、国外追放の危機に瀕した、韓国系アメリカ人の夫を支える妻・キャシーを演じたアリシア・ヴィキャンデルのインタビュー映像が公開された。本作は韓国で生まれ、わずか3歳で遠くアメリカに養子に出された青年・アントニオが、自身は知る由もない30年以上前の書類不備で、国外追放命令を受ける姿を描いている。アメリカの移民政策で生じた法律の“すき間”に落とされてしまった彼は、大きな愛で支えようとする妻・キャシー、幼い娘のジェシーとともに、家族を襲う不幸に揺れ動きながらも、立ち向かっていく。本作の監督、脚本も担当したジャスティン・チョンが青年・アントニオを演じ、アリシア・ヴィキャンデルが妻のキャシー、シドニー・コウォルスケが娘のジェシーを演じた。2021年カンヌ国際映画祭に出品された本作は、8分間におよぶスタンディングオベーションで喝采を浴び、大きく評価された。この度、キャシー役のヴィキャンデルのインタビュー映像が公開。彼女が演じた役柄や映画のテーマについて語っている様子が収められている。「この作品では、アメリカだけでなく世界中の養子問題にも触れている。書類手続きに不備があって、どの国の市民権も得られず、家族や友達のいる生まれ育った国から、突然よそ者扱いを受けたりする」と、この映画が描く普遍的なテーマについて掘り下げたヴィキャンデル。さらに、「私が初めて脚本を読んだ時の衝撃を観客にも感じてもらいたい。私自身、この家族にまつわる物語に深く心を揺り動かされたわ。アメリカだけでなく、世界中にこれほど多くの養子がいるとは。彼らは自分の国から合法的に追い出されてしまう。生まれ育った国なのに。」と、脚本を読んだ時に大きな衝撃を受けたことも明かした。また、ヴィキャンデルは「信じることができなくて、個人的にもっとリサーチしたり、この問題に関する記事を読んだわ。まさか自分が生活する社会でそんな事が起こり得るとは。でも、それが現実だった。こういう物語は知る価値がある。作品に命を与えてくれたジャスティンと他の関係者にも感謝してるわ」と、この映画を観て現実を知ってほしいと、観客への期待を込めて語った。『ブルー・バイユー』公開中
2022年02月17日韓国系アメリカ人俳優ジャスティン・チョンが、自ら韓国人コミュニティを通して知ったことをきっかけに監督・脚本・主演を務めた『ブルー・バイユー』。この度、アリシア・ヴィキャンデル演じるキャシーが映画タイトルにもなっている名曲「ブルー・バイユー」を歌唱するシーンの本編映像が解禁となった。今回解禁となった本編映像では、ジャスティン演じる主人公アントニオの友人でベトナム移民のパーカーに招かれたホームパーティーで、司会者に逆指名されたキャシーが「ブルー・バイユー」をリクエストして歌うシーンが切り取られている。「悩み事があって元気をなくしてた。私はいつも独りぼっち。大切な人を残してきたの。あの青い入り江(ブルー・バイユー)に」と、まるで強制送還の危機に瀕するアントニオとキャシーの気持ちを代弁するような歌詞に、思わず歌いながら目を潤ませるキャシーと、そんなキャシーの歌う姿を呆然と見つめるアントニオ。切なくも、胸に迫る歌声が印象的なシーンとなっている。映画タイトルにもなっている楽曲「ブルー・バイユー」は、1963年にロイ・オービソンが発表し、リンダ・ロンシュタットのカバーで知られる名曲。今回、このシーンのためにアリシアは猛特訓したらしく、現在はカラオケの新しい定番曲になっているそう。映画の完成後、偶然ハワイに居合わせた夫のマイケル・ファスベンダーとジャスティン監督、アリシアが落ち合ってカラオケに行った際には、ジャスティンにこの曲を無理やり歌わせ、「わあ、本当に難しいね!」と言われたアリシアが「そう、言ったでしょ!」と返したというエピソードも語られている。『ブルー・バイユー』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルー・バイユー 2022年2月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2021 Focus Features, LLC.
2022年02月11日3月8日は「国際女性デー」。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言もさることながら、“選択的”夫婦別姓もなかなか進まず、「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した「ジェンダー・ギャップ指数」(2019年)では153か国中121位と前年の110位から後退している日本。そんないまだからこそ、“わきまえず”に声を上げ続けた女性たちとシスターフッド(女性の連帯)映画に注目。実際に歴史を変えてきた先人たちや、その行動で勇気を与えてくれるアメコミの女性ヒーロー、新世代の学生たちなどが主役の7作品をピックアップした。歴史を変えた女性たち『RBG 最強の85才』若者のアイコンになった最高裁判事1993年、当時のビル・クリントン大統領によって史上2人目となる女性の最高裁判事に任命され、女性やマイノリティの権利のために現役を貫き、2020年9月に87歳で他界したルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)。その人生を本人や家族、友人たちの証言や実際の裁判の音声などから辿る、女性監督コンビによるドキュメンタリー。男女差別が存在することの認識すらない法曹界や社会を相手に、1970年代から1つ1つの裁判で“性差別はすべての人の問題”であると証明していったギンズバーグ。近年は保守勢力が強まる中でも、穏やかながら力強く反対意見を述べる姿が「ノートリアス(悪名高き)RBG」として若者たちの支持を集め、アイコンとなった。映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の冒頭で、主人公の部屋に写真が飾られていたことを覚えている人もいるだろう。マグカップやTシャツにその顔が描かれ、ブラック・ウィドウやワンダーウーマンとコラージュしたインターネット・ミームが次々投稿されたりもした。そんな本作で印象的なのは、妻の知性を脅威に感じず、料理が苦手な妻の代わりにキッチンに立ち、天職である法の仕事に妻が全力を尽くせるようサポートした夫マーティンにもスポットが当てられていること。彼のジョークに頬を緩ませる素顔のRBGにも迫り、もうこの世にはいない“スーパーヒーロー”をさらに好きにならずにはいられない。Netflix・U-NEXTほかにて配信中。『ドリーム』NASAの宇宙計画を支えた黒人女性たち1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争で劣勢にあったアメリカが有人宇宙飛行を成功させ、月へと向かうために、陰で“NASAの頭脳”を担った3人の黒人女性キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)を描く。キャサリンたちこそが宇宙を目指すために必要なコンピューター=計算手。その才能を活かし、努力を惜しまずに仕事に取り組んでいく中で、どんな人種差別と性差別に遭ってきたのか、ファレル・ウィリアムスが織りなす音楽に乗せてあえて軽妙に語られていく。また、彼女たちは仕事や夢に邁進するだけではなかった。家庭の中で愛されたり、新しい愛に出会ったり、一緒にダンスを踊ったりと人生を謳歌する姿も映し出され、意識が変わっていく男性たちの姿もとらえる。エンドロールの前に、実際の3人の女性たちに重なる“Hidden Figures”の文字には胸が熱くなること必至。原題でもあるこの言葉には、「隠された数字」のほかに「隠された人物」の意味もある。本作が作品賞にノミネートされた2017年のアカデミー賞でキャストと共に登壇したキャサリン本人は、2020年2月、101歳でこの世を去った。関心を持った方は、より克明に彼女たちの人生と活躍が記された原作ノンフィクション「ドリームNASAを支えた名もなき計算手たち」も手にとってみてほしい。Amazon Prime Video・dTVほかにてレンタル配信中。『未来を花束にして』彼女たちがいたからこそ、“いま”がある女性の参政権を求める運動が活発になっていた1912年のイギリス・ロンドン、夫と同じ洗濯工場で働く労働者階級のモードは、同僚の代わりに公聴会で証言をし、WSPU(女性社会政治同盟)を率いるエメリン・パンクハーストの演説を聞く機会を得たことで、セクハラ、パワハラが日常茶飯事の自分やほかの女性たちの置かれた状況に疑問を持ち始める。パンクハーストのような女性参政権運動の“行動派”は、当時の新聞が揶揄する意味で「参政権(Suffrage)」をもじって「サフラジェット(Suffragette)」と名づけており、原題ともなっている。これから生まれてくる、未来を担う少女たちのために行動を起こした勇気ある女性たちだ。従順ではない女性たちは、夫にとっても、雇い主にとっても、政府にとっても“面倒を起こす”反乱分子のようなもの。彼女たちがとった手段は正しくはなかったかもしれない。それでも、何度でも「諦めないで、闘い続けて」というメッセージが受け継がれてきたからこそ、いまの世がある。主人公モード役は最新作『プロミシング・ヤング・ウーマン』も絶賛されているキャリー・マリガン。カリスマ性に溢れたパンクハーストにはメリル・ストリープ。サフラジェット仲間のイーディス役を演じたヘレナ・ボナム=カーターは、1912年当時の英国首相のひ孫であることから思い入れを持って臨み、同時代が舞台のNetflix映画『エレーナ・ホームズの事件簿』においてもサフラジェットの母親役を演じている。Hulu・U-NEXTほかにて配信中。エンタメで勇気をくれる女性たち『キャプテン・マーベル』ヒーローは何度でも立ち上がる『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも登場したマーベル・スタジオ最強ヒーローの1人、キャプテン・マーベルのオリジンをブリー・ラーソン主演で描く。記憶を失い、惑星ハラで兵士となっていたヴァースは、微かな記憶の断片を頼りに地球へ。そこで若かりし頃のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と出会い、キャロル・ダンヴァースとして自分自身を取り戻し、本当の敵と対峙していく。兵士ヴァースとしてはジュード・ロウ演じる上官から、空軍パイロット時代には男性の同僚たちから、幼少期には父親から「感情をコントロールしろ」「出しゃばるな」と言われ続けてきたキャロルが、何度でも立ち上がり、思いのままにそのパワーを解放させていく姿は感動的であり、女性を抑えつけているものは何なのかをも映し出す。『ルーム』で性暴力のサバイバーである母親を演じてアカデミー賞を受賞したブリーが、“女性ヒーローなら笑顔を見せろ”という声を吹き飛ばすかのような圧倒的パワーで敵をなぎ倒していく様は実に痛快。2022年公開予定の続編には、「ワンダヴィジョン」に登場した大人になったモニカ・ランボー役テヨナ・パリスも参加する。ディズニープラスにて配信中。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』立ち上がり、解放された“鳥たち”『スーサイド・スクワッド』で世界的人気となったマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが、ジョーカーと別れ、これまで買った数多くの恨みの代償を払わされることに。そんな彼女が囚われの歌姫をはじめ、手柄を男性に奪われてしまう中年の女性刑事、家族を殺された復讐に燃える暗殺者、家に居場所がなくスリを繰り返す少女と出会い、自由を勝ち取るためチームを組む。“悪カワ”と言われた道化師がボロボロになりながらも恋愛依存に別れを告げ、少女を守るためにこの女性たちと男性社会のゴッサム・シティに強烈なドロップキックをくらわす。無秩序で、ジョークと悪ふざけもたっぷりながら、シスターフッドに支えられた終盤のアクションシーンは大きな見どころで、鳥籠から華麗に解放されたハーレイたちの姿は清々しいほど。また、ぶっ飛んだ言動ばかりしていても、ブラックマスクことローマン・シオニス(ユアン・マクレガー)を「被害妄想の自己チュー男」と分析するなど、精神科医のスキルをしばしば発動させるところにも注目。Netflixほかにて配信中。『ガール・コップス』女性刑事バディが性被害者のために立ち上がるかつて女性刑事機動隊として現場の第一線で活躍していたミヨン(ラ・ミラン)は、結婚・出産後は市民の苦情を取り扱う部署に異動に。それなりに平穏な日々を過ごしていたが、義理の妹で熱血刑事のジヘ(イ・ソンギョン)がトラブルを起こして同じ課にやってくる。そんな中、若い女性がアダルト動画サイトで自分の動画が拡散されるかもしれない、と駆け込んできた。“犬猿の仲”のミヨンとジヘは事件を解決するべく手を組むことに!クラブでドラッグを飲まされ、動画を撮影され、拡散される…というのは、実際に韓国芸能界・政財界を巻き込み、大きな社会問題となっているバーニング・サン事件を彷彿とさせるとして注目を集めた。大ヒットした『エクストリーム・ジョブ』のごとく時折笑いを盛り込みながら、アクションシーンもばっちり、女性刑事バディやその支持者たちが力を合わせてきっちり成敗する。現実の出来事をすぐさま脚本に取り入れ、『82年生まれ、キム・ジヨン』でも描かれた女性の働き方についても触れつつ、エンターテインメントに仕上げるのはさすが韓国映画。「少女時代」スヨンがハッキングが得意な同僚を演じるほか、ハ・ジョンウやソン・ドンイルといったスター俳優から「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」『シークレット・ジョブ』アン・ジェホン、「梨泰院クラス」のクリス・ライアンら、韓国ドラマ・映画でお馴染みの顔ぶれがずらり。Amazon Prime Video・U-NEXTほかにてレンタル配信中。DVD<廉価版>¥1,143(税抜)発売・販売元:ギャガ『モキシー ~私たちのムーブメント~』現代の高校生たちが立ち上がるなるべく目立たないように学校生活を過ごしていた16歳のヴィヴィアン(ハドリー・ロビンソン)。転校生ルーシー(アリシア・パスクアル・ペーニャ)が「これはおかしいんじゃない?」と訴えた声や、母親が傾倒していた90年代のパンク×フェミニズムのムーブメント“ライオット・ガール”に感化され、匿名で校内の性差別を告発するフライヤー「モキシー」を自主出版。その反響が彼女の想像を超える形で拡がっていくーー。部活やグループの垣根を越え、これまで関わりのなかった女子生徒たちが次々に賛同の声を上げて、“革命”を起こしていく。校長先生がアメフト部のエース(パトリック・シュワルツェネッガー!)を擁護し、男性教師が“女子の問題”と片付けようとするなど大人の対応も考えさせられる中、ヴィヴィアンのボーイフレンド、セス(『ブックスマート』ニコ・ヒラガ)の男子像は早くもSNS上で絶賛を浴びている。ジェニファー・マチューの小説「Moxie」(原題)をコメディ女優エイミー・ポーラーがメガホンをとって映画化し、母親役でも出演。日本でモデルとして活動し「テラスハウス アロハステート」に出演、イラストレーターとしても活躍するローレン・サイがヴィヴィアンの親友役を好演している。Netflixにて配信中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-未来を花束にして 2017年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© Pathe Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2015. All rights reserved.ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2016Twentieth Century Foxキャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018RBG 最強の85才 2019年5月10日より ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開© Cable News Network. All rights reserved.ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comics
2021年03月08日レッド ヴァレンティノ(REDValentino)の2020-21年秋冬コレクションからおすすめアイテムをピックアップ。レッド ヴァレンティノ店舗および公式オンラインストアにて販売される。レッド ヴァレンティノ 2020年秋冬シーズンの新作レッド ヴァレンティノの2020-21年秋冬シーズンから、ロマンティックな新作が出揃った。今回は、同シーズンよりスタートする新プロジェクトのビジュアルに登場したアイテムをはじめ、秋冬の装いを楽しませてくれるおすすめのラインナップをご紹介。クラシックなウィンドウペン柄のウールコート「ウールウィンドウペン コート」は、程よいフレアでエレガントなシルエットを実現。クラシックなウィンドウペン柄の1枚に仕上げた。モヘアとアルパカ混の優しい肌触りで、秋冬の強い味方になってくれそう。煌めくポルカドットチュールのトップス「グリッター ポルカドットチュール トップス」は、全体をポルカドット柄のグリッターチュールで仕上げたセンシュアルな1枚。バルーンスリーブと首周りのスカーフが特徴的だ。スカーフを結んでつくる大きなリボンが、顔周りを華やかに演出してくれる。フリルたっぷりのモヘアニットパフスリーブとネックラインに沿ってあしらわれたフリルが魅力のモヘアニットも、今季おすすめの1枚だ。やわらかいガーデッドモヘア混が優しい印象へと導いてくれる。ガーリーで上品な着こなしのお供に。フラワージャカードのセットアップクラシックなセットアップは、フラワージャカードギャバジンのエレガントな装いでラインナップ。ジャケットはスリムかつシャープなシルエットを採用し、パンツはセンタープレスを施したクロップド丈となっている。もちろんそれぞれ単体で着こなすのもOK。フリルが遊ぶチェック柄スカートチェック柄のスカートは、タフタ素材を用いて程よいボリュームをもたせた。縦方向にあしらわれたフリルが、動くたびにウェアに動きをもたらし、その魅力を倍増させる。小物類を展開するレッド (V)からも新作レッド ヴァレンティノのシューズやバッグなど小物類を展開するレッド (V)(RED (V))からも、新作が目白押し。“リボン付き”ハンドルバッグ大きなリボンをハンドルトップにあしらった新作バッグは、デイリーにもパーティーにもぴったり。フラップを開けると、まるでドット柄のチュールレースを想起させるデザインが顔をだす。コンパートメントとポケットも完備されているので、使い勝手もいい。パンキッシュなレースアップブーツ甘いトップスやフリルたっぷりのロマンティックな装いに、“辛さ”をミックスしてくれるのがチャンキーなレースアップブーツ。ややボリュームをもたせたアッパーと、スリムなシルエットで、武骨になりすぎない足元を演出する。レッド ヴァレンティノの新プロジェクト始動2020年10月より、レッド ヴァレンティノは「インスパイアード バイ」プロジェクトを始動。同プロジェクトでは、様々なキャラクターたちが、シーズンごとに登場し、ユニークな物語をつづる。その第1弾となる今回、フィーチャーされるのはプロデューサーであり作曲家でもあるアリシア。公開されたビジュアルでは、新作であるフラワージャカードのセットアップや、ポルカドットチュールのトップスを身に着けている。【詳細】レッド ヴァレンティノ&レッド (V) 2020年秋冬新作アイテム発売時期:2020年10月上旬~取り扱い:レッド ヴァレンティノ店舗およびオンラインストア【問い合わせ先】レッド ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL: 03-6384-3534
2020年10月24日ルイ·ヴィトンのアンバサダー レア・セドゥやアリシア·ヴィキャンデルをはじめとしたセレブリティが来場ルイ·ヴィトンは春夏ウィメンズ·コレクションを 10月6日(火) パリ時間 午後3時 (日本時間 午後10時) に発表した。ウィメンズ アーティスティック·ディレクター 二コラ·ジェスキエールによる今回のファッションショーの会場は、LVMHが所有する、百貨店、レストラン、ホテル等を含む大型商業施設「ラ·サマリテーヌ」。世界中へ向けてライブ配信が行われたほか、会場にはルイ·ヴィトンのアンバサダーであるレア·セドゥやアリシア·ヴィキャンデルをはじめとした豪華ゲストが駆け付けた。現地パリでは人数制限の他、ソーシャルディスタンスに配慮した中で最新のコレクションのお披露目となった。■2021春夏ウィメンズ・ファッションショーの映像はこちらから SEYDOUX (レア・セドゥ)ALICIA VIKANDER (アリシア・ヴィキャンデル)LAURA HARRIER (ローラ・ハリアー)VENUS WILLIAMS (ビーナス・ウィリアムズ)NATALIA VODIANOVA (ナタリア・ヴォディアノヴァ)CHIARA MASTROIANNI (キアラ・マストロヤンニ)OLYMPIA DE GRECE (マリア=オリンピア王女)MARINA FOIS (マリーナ・フォイス)HUGO MARCHAND (ユーゴ・マルシャン)WOODKID (ウッドキッド)(C)Louis Vuitton Malletier#louisvuitton#lvss21企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月08日2020年9月28日(現地時間)ーフランス・パリでルイ·ヴィトンの新作ハイジュエリーコレクション「Stellar Times(ステラー タイムズ)」の発表イベントが開催され、以下セレブリティの方々にご参加いただきました。©Louis Vuitton左から:●アリシア・ヴィキャンデルハイジュエリーコレクションからイヤリング、ネックレス、リングをご着用。2020年春夏コレクションのシャツ、スカートにカプシーヌ MINIをあわせて。●カトリーヌ・ドヌーヴハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。2020年秋冬コレクションのドレスにプティット・マルをあわせて。●ステイシー・マーティンハイジュエリーコレクションからイヤリング、ネックレス、リングをご着用。2020年秋冬ランウェイルックにカプシーヌ MINIをあわせて。©Louis Vuitton左から:●ノエミ・メルランハイジュエリーコレクションからイヤリングとネックレスをご着用。ペプラムトップス、パンツにカプシーヌ MINIをあわせて。●キアラ・マストロヤンニハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。2020年プレフォールコレクションのドレスにカプシーヌ MINIをあわせて。●アメリア・ウィンザーハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。ワンピースにカプシーヌ MINIをあわせて。©Louis Vuitton左から:●ルース・アンド・ザ・ヤクザハイジュエリーコレクションからリングをご着用。コート、ベスト、インナートップス、パンツにカプシーヌ MINIをあわせて。●マリーナ・フォイスハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。2020年プレフォールコレクションのスカート、ニットトップスにカプシーヌ MINIをあわせて。●シンディ・ブルーナハイジュエリーコレクションからイヤリングとブレスレットをご着用。タートルニット、パンツにカプシーヌ MINIをあわせて。#louisvuitton企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月30日漆黒のスクリーン、白の幾何学的模様にシャッと斜線が入り「A24」のロゴが完成する瞬間は、「これから傑作が始まるぞ」とワクワクする至福のとき。監督の個性が色濃すぎる作品や先見性に溢れすぎる作品をいち早く買い付け、広く映画館で観られる機会を与えてくれるのは「A24」を大好きな理由だ。また、近年はHBOやNetflix、米Huluなどと組み、TVシリーズや配信作品の制作にも乗り出しており期待は尽きない。思い返せば、2012年設立の「A24」が映画賞常連といわれるようになったのは2015~2016年あたりか。第88回アカデミー賞において全米配給した『ルーム』が作品賞、監督賞など4部門にノミネートされ、ブリー・ラーソンが主演女優賞を獲得。アリシア・ヴィキャンデルがAI搭載のヒューマノイドを演じた『エクス・マキナ』が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を抑えて視覚効果賞を受賞した。その後、ブリーはマーベルヒーローの“キャプテン・マーベル”になり、『リリーのすべて』でオスカーを獲得したアリシアは『トゥームレイダー』の“ララ・クロフト”になり、いまや2人は世界的スターとなった。「A24」のクリエイティビティや作品選択眼のセンスは映画ファンなら誰もが認めるところだが、今回は次世代を牽引するネクストブレイクスターや映画作家の宝庫という観点から、独断と偏愛を若干交えつつ、これまでの作品とこれから日本公開を控える作品に注目してみた。エマ・ワトソンの大変身『ブリングリング』(2013)2013年『スプリング・ブレイカーズ』に続いて成功を収めた本作は、日本では東京国際映画祭で初お披露目。パリス・ヒルトンらセレブの自宅に侵入し窃盗を働いていた実在のティーン窃盗団をソフィア・コッポラ監督が映画化。「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンが優等生イメージからの脱皮を図った。まるで反省の色を見せない彼女たちにあっけにとられながらも、その弾けっぷりが眩しい。トム・ハーディほぼ一人芝居『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(2014)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に沸いた2015年に日本公開された実験的なワンシチュエーション・サスペンス。トム・ハーディがBMVを運転する主人公を演じ、車内で交わされる電話での会話でのみ物語が進行する。トムの卓越した演技力を再確認でき、声だけながらトム・ホランドも出演。「TABOO/タブー」のスティーヴン・ナイトが監督。「スター・ウォーズ」俳優も共演『エクス・マキナ』(2014)アリシアを大ブレイクさせた本作は、2016年にようやく日本上陸。オスカー・アイザックがAI開発者役、ドーナル・グリーソンがプログラマー役で、さらには『ラ・ラ・ランド』のソノヤ・ミズノも出演。『わたしを離さないで』のアレックス・ガーランドが初監督し、その脚本はオスカーにもノミネート。ソノヤさんはその後、同監督の『アナイアレイションー全滅領域ー』「Devs」(原題)にも起用されている。アダム・ドライバーがキュート『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2015)『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバック監督によるヒューマンコメディ。ベン・スティラー&ナオミ・ワッツの40代夫婦とアダム&アマンダ・セイフライドの20代カップルの対比がシュールな笑いと悲哀を誘う。『フランシス・ハ』に続いて起用された、“カイロ・レン”以前の人なつこいアダムが貴重でキュート。ジェイコブ・トレンブレイの稀有な才能『ルーム』(2015)エマ・ドナヒューのベストセラー小説の映画化をいち早く買い付けて全米配給、その結果は周知のとおり。ブリーもさることながら、息子ジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイも全米映画俳優組合賞にノミネートされるなど一躍、時の人に。『ワンダー 君は太陽』『ザ・プレデター』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』『グッド・ボーイズ』など大活躍中。アニャ・テイラー=ジョイに釘付け『ウィッチ』(2015)17世紀、敬虔なキリスト教徒の一家で魔女と誤解されてしまう主人公を演じたアニャは、英国アカデミー賞のライジングスター賞にノミネートされるなど高い評価を受け、その後、M・ナイト・シャマラン監督『スプリット』『ミスター・ガラス』に出演。『New Mutants』(原題)も待機している。監督はサンダンス映画祭監督賞を受賞したロバート・エガースで、全編モノクロ35mmフィルムによる「A24」製作『The Lighthouse』(原題)も日本公開が待たれる。ダニエル・ラドクリフ熱演!『スイス・アーミー・マン』(2016)世界一有名な“魔法使い”を演じたダニエル・ラドクリフが死体役となって、ひとりの孤独な青年(ポール・ダノ)を救うことになるとは誰が想像しただろう。しかも、アウトドアの必需品スイス・アーミーナイフのごとく“多機能”とは…。これが長編デビューとなったCM界出身のダニエル・シャイナートとダニエル・クワンの“ダニエルズ”はサンダンス映画祭で監督賞を受賞、シャイナート監督が「A24」と再び組んださらにシュールな『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』は8月7日(金)より公開される。ブランド力を押し上げた初製作映画『ムーンライト』(2016)「A24」初の自社製作映画。バリー・ジェンキンス監督が自ら売り込んだという「プランBエンターテインメント」とのタッグとなった。低予算で、主要キャストはほぼ無名ながら賞レースを席巻し、アカデミー賞は作品賞ほか3冠。主人公“リトル”を演じたアレックス・ヒバートは『ブラックパンサー』、“10代シャロン”のアシュトン・サンダースは『イコライザー2』や『ネイティブ・サン~アメリカの息子~』(A24作品/劇場未公開)、“大人シャロン”のトレバンテ・ローズはNetflix映画『バード・ボックス』などに出演。「A24」×「プランB」の再タッグ作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が10月9日(金)より公開。“カオナシ”に影響!?『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』(2017)カンヌ国際映画祭「批評家週間」で上映された『セインツ-約束の果て-』のデヴィッド・ロウリー監督、ケイシー・アフレック&ルーニー・マーラが再結集。妻を遺して亡くなった男がシーツを被ったゴーストとなって彼女を見守る…そんな古典的手法でのファンタジックな物語かと思いきや、思いがけない着地がクセになる。ロウリー監督は『千と千尋の神隠し』にインスパイアされたとか。ロバート・パティンソンの新境地『グッド・タイム』(2017)『神様なんかくそくらえ』のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が「A24」と組み、ロバート・パティンソンを主人公のホワイトトラッシュの青年役に迎えたら唯一無二の傑作が生まれた。知的障がいを持つ主人公の弟を演じるのはベニー監督。さらにひと皮向けたパティンソンは「A24」作品『ハイ・ライフ』『The Lighthouse』や、『TENET テネット』『The Batman』(原題)などで躍進中。サフディ兄弟は続く『アンカット・ダイヤモンド』も好評を得た。新星女優の無邪気さに注目『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)ディズニー・ワールドのすぐ近くのモーテルで母と共に暮らす6歳の少女の目線から貧困を描いた。『タンジェリン』のショーン・ベイカー監督が引き出した“新人”ブルックリン・プリンスの無垢なる表情、ウィレム・デフォーの管理人さんぶりは必見。ブルックリンはApple TV+の「レポーター・ガール」、マッケンジー・デイヴィスら共演の『The Turning』(原題)などで成長した姿を見せる。バリー・コーガンに震撼…『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017)『ロブスター』(A24配給/2015)でカンヌ審査員賞を受賞したヨルゴス・ランティモスが、コリン・ファレルを再び主演に迎えてさらに進化し、カンヌで脚本賞を獲得。コリン演じる医師に近づく少年を演じたバリー・コーガンの独特なパスタの食べ方は、決して誰も真似できない。バリーは『ダンケルク』や『アメリカン・アニマルズ』に出演、マーベルの『The Eternals』(原題)にも参加する。ランティモス監督はその後『女王陛下のお気に入り』を手がけた。グレタ×シアーシャの傑作『レディ・バード』(2017)『20センチュリー・ウーマン』(A24配給/2016)の赤髪の女性も魅力的だったグレタ・ガーウィグが、自伝的要素を取り入れた初監督作で大絶賛を浴び、アカデミー賞5部門にノミネート。グレタ監督にシアーシャ・ローナン、さらにティモシー・シャラメの黄金トリオはそのまま『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』に受け継がれた。“レディ・バード”の親友役ビーニー・フェルドスタインはオリヴィア・ワイルド監督の『ブック・スマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で好演。90年代が似合うティモシー『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(2017)『君の名前で僕を呼んで』『レディ・バード』などに続き、日本に上陸したティモシー・シャラメ主演の青春映画。1991年のある夏、所在なくドラッグ売買に手を染めてしまったティモシーが『イット・フォローズ』のマイカ・モンローと恋に落ちる。ティモシーが本作で放つアンニュイで刹那な輝きが好きな人は多いのでは?監督のイライジャ・バイナムがこれがデビュー作。チャーリー・プラマーという至宝『荒野にて』(2017)『さざなみ』『WEEKEND ウィークエンド』のアンドリュー・ヘイ監督のもと主演を務めたチャーリー・プラマーは、ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)に輝いた。殺処分が決まった競走馬ピートと荒野を歩き続ける旅は内省的であり、試練の連続…。でも、『ゲティ家の身の代金』などに出演し、“スパイダーマン”の最終候補でもあったチャーリーの前途は明るい。最新作『Words on Bathroom Walls』(原題)では『WAVES/ウェイブス』のテイラー・ラッセルと共演。ゼンデイヤがエミー賞初ノミネート!「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019~)「ゲーム・オブ・スローンズ」のHBOと「A24」が海外ドラマで最強タッグ!製作総指揮にはラッパーのドレイクが名を連ね、デジタルネイティブのZ世代をゼンデイヤ、ハンター・シェーファー、アレクサ・デミー、バービー・フェレイラらが等身大で演じて話題に。シーズン2が決定しており、ドラッグ常用者を演じたゼンデイヤは本年度エミー賞に初ノミネートされた。フローレンス・ピューで良かった!『ミッドサマー』(2019)長編デビュー作『へレディタリー/継承』(A24製作/2018)が絶賛されたアリ・アスター監督による、姉妹作のような作品。日本でもSNSを中心に口コミで盛り上がりロングランヒット。『へレディタリー』ではトニ・コレットの熱演に注目が集まったが(アレックス・ウルフも素晴らしい)、本作ではアスター監督が惚れ込んだフローレンス・ピューが主人公ダニーを演じたからこそ、あの印象的なラストが生まれた。俳優陣の熱量が凄まじい『WAVES/ウェイブス』(2019)『イット・カムズ・アット・ナイト』(A24製作/2017)で注目を集めたトレイ・エドワード・シュルツ監督による“プレイリスト・ムービー”。起用された楽曲に想いを重ねる俳優陣、主演のケルヴィン・ハリソン・Jr.やテイラー・ラッセル、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー、スターリング・K・ブラウンらの熱量に溢れたアンサンブルにも要注目。ケルヴィンは『イット・カムズ・アット・ナイト』でも監督と組んだ。ジョナ・ヒルの初監督作『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)2度のアカデミー賞ノミネートを誇る俳優ジョナ・ヒルの監督デビュー作が、満を持して9月4日(金)より日本公開。監督自身の半自伝的ストーリーで13歳の少年がスケートボードを通して仲間たちと出会い、大人への扉を少しずつ開いていく。主人公の少年を『聖なる鹿殺し』のサニー・スリッチ、少年の兄役を『レディ・バード』『WAVES/ウェイブス』をはじめ、気鋭監督からのオファーが止まらないルーカス・ヘッジズが演じる。初めて観るオークワフィナ『フェアウェル』(2019)『オーシャンズ8』『クレイジー・リッチ!』の軽妙な演技が印象的なオークワフィナが、大好きな祖母に真実を伝えるか否かで葛藤する主人公を繊細に演じてゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞。ルル・ワン監督の実体験から生まれた本作にはAmazonStudioやNetflixなどが名乗りを上げたが、劇場公開を重視して「A24」が選ばれた。コロナ禍で延期となっていた日本公開は10月2日(金)に決定。本当に待ち遠しい!(text:Reiko Uehara)■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reservedムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLCスイス・アーミー・マン 2017年9月22日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 Ironworks Productions, LLC.ウィッチ 2017年7月22日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2015 Witch Movie,LLC.All Right Reserved.グッド・タイム 2017年11月3日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Hercules Film Investments, SARL聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 2018年3月3日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limitedレディ・バード 2018年6月1日より全国にて公開© Universal Picturesフロリダ・プロジェクト真夏の魔法 2018年5月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2017 Florida Project 2016, LLC.A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー 2018年11月17日より全国にて公開©2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ 2019年8月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017 IMPERATIVE DISTRIBUTION, LLC. All rights reserved. hot-summer-nights.jpフェアウェル 2020年10月2日より全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.WAVES/ウェイブス 2020年7月10日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.mid90s ミッドナインティーズ 2020年9月4日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイト シネクイントほか全国にて公開© 2018 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月21日不倫報道から約半年後の8月1日に杏(34)との離婚を連名で発表した東出昌大(32)。出演している『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の舞台挨拶では笑顔を見せ、秋には2本の新作映画の公開も控えており、一見、好調にも見える。しかし、東出にはさらなる茨道が待ち受けているようだ。「数億円ともいわれるCMの違約金を事務所に肩代わりしてもらっているだけに、東出さんはこれまで以上に精力的に働かなくてはなりません。秋には2本の出演映画が控え、『コンフィデンスマンJP』も映画第3弾の製作が決定と好調にみえますが、CMや地上波ドラマのオファーは当面見込めません。収入が激減するのは間違いなく、年収はこれまでの3千万円ほどから1千万円ほどになるでしょう」(テレビ局関係者)東出はまだ幼い子供たちの養育費も今後、長期にわたって支払わなければならないわけだが、一体いくらになるのだろうか。離婚問題に詳しいアリシア銀座法律事務所の代表弁護士・竹森現紗先生に聞いた。「裁判所が公表している養育費の算定表によると、仮に東出さんの年収が1千万円だった場合、杏さんの収入が同程度だったとしても養育費の額は3人で11万円弱に。杏さんの年収が1億円だった場合は、これよりかなり低くなる可能性もあります」財産分与の状況も気になるところ。竹森先生によると、通常は結婚してから離婚するまでに増えたそれぞれの財産を原則として折半するが、驚くことに、不倫された杏が東出に支払う可能性もあるという。「杏さんのほうが収入が多く、結婚後に増やした財産も多かったのであれば、東出さんが杏さんに支払うお金より、杏さんが東出さんに対して支払う財産分与のほうが高くなることが考えられます」しかし、東出と親しい映画関係者はこう語る。「杏さんが慰謝料請求を行わないかわりに、東出さんがお子さんたちの将来のことを考えて、財産分与を請求せずに権利を放棄することは大いにあるでしょう」離婚発表の際、《今後は子供達の親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います》と連名でコメントした杏と東出。別々の道を選んだ2人だが、3人の子供の親として進む道はきっとどこかでつながっていることだろう――。「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月18日ペットは私たち人間に無償の愛を示してくれます。甘えてくるしぐさを見ると愛しくて抱きしめたくなりますね。アリシア・リーさんの愛犬、チワワのブリストルは彼女の夫、ネイサンさんのことが大好きなのだそう。ある日、アリシアさんとネイサンさんがドライブしていた時のことです。アリシアさんは夫の肩によりかかってくつろいでいました。そして彼女が頭を起こすと、後部座席にいたブリストルが…!@alicialuvlee12Our dog loves my husband ##chuahuahua ##dogslife ##carride ##5poundsoflove♬ Hidden in the Sand - Tally Hall彼は私のものよ!まるでそういってアリシアさんに見せつけるように、ブリストルがネイサンさんの肩に顔をすり寄せたのです。この動画は45万回以上再生され、たくさんのコメントが寄せられています。・こんなかわいらしいシーン見たことない!・「どいて。私の彼よ」って顔してる。・30回以上見ちゃったわ!アリシアさんに負けじと、ネイサンさんとイチャイチャするブリストル。本当に彼のことが大好きなのですね。そんなブリストルにネイサンさんも嬉しくてメロメロになっています。妻と愛犬の両方からこんなにも愛されて、ネイサンさんは幸せ者ですね![文・構成/grape編集部]
2020年08月07日ジュンが運営するスポーツ×ファッションブランド「NERGY(ナージー)」では、“旅を愛する女性”のためのブランド「ALEXIA STAM(アリシアスタン)」とのコラボレーション第2弾として、「ALEXIA STAM」オリジナル柄トレーニングウエアをはじめ、「NERGY」限定カラーのスイムウエアを5月28日より発売開始。また、これに先駆けて5月21日よりNERGY公式ONLINE SHOP等にて先行予約をスタートいたします。「ALEXIA STAM(アリシアスタン)」は、山中美智子氏が世界のビーチを旅して得たエッセンスをデザインに落とし込み、どんな女性でも最もスタイルを綺麗に見せるスイムウエアで多くの女性を魅了しています。「NERGY」とのコラボレーションでは、「身体作りはファッションの一部」と捉えスタイルアップ用トレーニングウエアも手がける山中美智子氏とともに、日常の中でいつでも気軽にトレーニングしたくなるような“気分が上がる”デザインを意識いたしました。■日常でもスタイルアップ「NERGY」でも人気のリーフ柄を「ALEXIA STAM」オリジナルからセレクト。カラーは「ALEXIA STAM」らしい爽やかなホワイトと、日常のワードローブにも合わせやすいキャメルの2 色展開。前回同様、ブラトップ、タイツともに水陸両方でご利用いただけます。■ロゴプリント・タンクトップ第1弾で人気の高かったビッグロゴ入りタンクトップは、今回ロゴプリントをバックに配し、サイドのさり気ない肌見せで、より女性らしくアップデートしました。*タンクトップは第一弾アイテム着用美デコルテ&美脚効果ブラトップはデコルテが美しく見える胸元のカッティングに加え、よりヘルシーな背中の開きがポイント。トレーニングにも安心なホールド感です。タイツは前回に引き続き美脚効果が期待できるサイドラインを施しています。[COLLABORATION ITEM]BRATOP (White/ Camel) 6,900円 *画像トップスTIGHTS (White / Camel) 8,900円 *画像ボトムスTOP(White / Gray / Beige) 6,900円 *画像無「ALEXIA STAM」スイムウエア 「NERGY」限定カラーも!「ALEXIA STAM」の代名詞とも言えるオリジナルスイムウエアも展開いたします。NERGY限定カラーをはじめシルエットにこだわった7型をラインアップ。ビキニタイプはお好みのデザインやサイズを上下自由に組み合わせてお選びいただけます。夏のリゾートシーズンに向けて一足早く取りそろえておきたいアイテムです。[NERGY EXCLUSIVECOLOR ITEM]BIKINITOP SWIMWEAR (White) 14,000円: 画像左ONE PIECE SWIMWEAR (White×Black) 23,000円:画像右ALEXIA STAM(アリシアスタン)Beachを愛するすべての女性へ。旅が好き、海と太陽が好き、CITYも好き、仕事も大切。そんな冒険心を忘れず、魅力的に生きる女性のためのFashion Bikini。毎シーズン様々な世界の海をテーマに生み出されるコレクションは360°女性をより美しく見せるシルエット、最新のデザインであり且つ機能的。Beachだけではなくトレーニングやヨガ、サーフィンにも着ていける着心地がよく、洗練された大人の女性のための上質で遊び心のあるラインアップ。旅で感じるワクワクをALEXIA STAMを通してシェアしてもらえたら・・・そんな思いから誕生しました。ALEXIA STAMと一緒に、次はどこへ旅にでよう?Designer / MICHIKO YAMANAKA 山中美智子世界のビーチを旅して得たエッセンスをデザインに落とし込み、自身が157cmのSサイズであることから、スタイルに悩む女性が、最も綺麗に見えるカットを考案。着る人の気分を上げてくれる特別な水着を、BeachやPoolだけで終わらせるのはもったいない!という想いから、ヨガ・トレーニング・サーフィンや日常のインナーウエアとして、一年中使えるSwimwearを提案している。近年では、ママのためのデザインや、「身体作りはファッションの一部」と捉え、スタイルアップ用トレーニングウエアも手がけている。衣食住、全てがファッションに繋がると考え、海を感じ健康的でハッピーな暮らしを発信。そのライフスタイルも注目を集めている。〈取り扱いサイト〉NERGY ONLINE SHOP(J‘aDoRe JUN ONLINE: ※5/21(木)公開)STYLEVOICE .COM・ZOZOTOWN・Rakuten Fashion・&mall〈取り扱い店舗〉全国のNERGY 各店舗*SHOPにより販売時期・お取り扱い商品が異なる場合があります。*店舗営業に関しては公式サイト内INFORMATIONをご参照ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月20日ザ・エックス・エックス(The xx)のメンバーで、プロデューサーのジェイミー・エックス・エックス(Jamie xx)が、2015年のソロ・デビューアルバム『In Colour』以来ソロ名義では初となる新曲「Idontknow」を〈Young Turks〉からリリースしたことを発表した。ジェイミー・エックス・エックスは、ザ・エックス・エックスとしての活動だけでなく、ドレイクやアリシア・キーズ、リアーナなどのプロデューサーを務め、レディオヘッドやアデル、フローレンス・アンド・ザ・マシーンなどのリミックスを手掛けたことでも知られる。 待望の最新シングル「Idontknow」は、2019年秋頃から密かに世界各国のクラブのダンスフロアで披露されており、自身のDJセットで流すなど、既にダンスミュージックシーンでは話題となっていた。イントロはプリミティブなリズムが続き、途中ブレイクをはさみ、テンポアップしていく。ボイスサンプルを使ったユニークなフレーズが印象的で、JukeやFootworkなどの影響が伺える楽曲となっている。同曲はデジタル配信が開始され、12インチ・ シングルも後日発売予定。YOUTUBEでは、プレビュー動画が公開されている。Jamie xx – Idontknow(Preview)
2020年04月16日先月29日、エルトン・ジョン(73)の主導で豪華なライブイベントが開催された。その名も「リビング・ルーム・コンサート・フォー・アメリカ」。その名のとおり、ビリー・アイリッシュ(18)、マライア・キャリー(50)、アリシア・キーズ(39)、サム・スミス(27)などそうそうたる顔ぶれの出演者たちが自宅でパフォーマンスを行い、テレビやラジオ、YouTubeで世界中に中継するという試みだ。視聴は無料だが、ジョンは「Feeding America」「First Responders Children’s Foundation」の2つの慈善団体への寄付を呼びかけた。いずれも、新型コロナウイルスの影響で難局に立たされている人々の支援を行っている組織だ。米国時間1日までに、800万ドル(約8億6千万円)近くの寄付金が集まったとVariety誌などが報じている。同誌報道によると、個人からはもちろん、P&GやFOXといった大企業からも50万ドルずつの寄付があったという。動画の配信は終了してしまったが、「リビング・ルーム・コンサート・フォー・アメリカ」のTシャツやフーディーがiHeart LIVING ROOM CONCERT()で販売されており、全ての利益は前述の二団体へ寄付される。コンサートの第二弾の開催を待ちたい。
2020年04月02日東西冷戦下、手作りの熱気球で西ドイツを目指した平凡な家族の勇気と絆を描く実話サスペンス『BALLOON』(原題)が、邦題を『バルーン 奇蹟の脱出飛行』として公開されることが決定した。■ストーリー1979年、東ドイツ・テューリンゲン州の電気技師ペーターとその家族は、手作りの熱気球で西ドイツを目指すが、国境までわずか数百メートルの地点に不時着してしまう。東ドイツでの抑圧された日常を逃れ、自由な未来を夢見ていたペーターは、準備に2年を費やした計画の失敗に落胆の色を隠せない。しかし妻とふたりの息子に背中を押されたペーターは、親友ギュンターの家族も巻き込み、新たな気球による脱出作戦への挑戦を決意する。ギュンターが兵役を控えているため、作戦のリミットはわずか6週間。ふたつの家族は一丸となって不眠不休の気球作りに没頭するが、国家の威信を懸けて捜査する秘密警察の包囲網が間近に迫っていた…。■東西冷戦下、西ドイツへと亡命した家族描いた実話サスペンス東西冷戦下、西ドイツへと亡命した家族の奇想天外でスリリングな“逃飛行”を描いた本作は、1979年に実際に起きた奇蹟の実話を基にしている。ハリウッドのアドベンチャー映画さながらの脱出劇を実行し、本当に成功させてしまったのは、特殊技術も持たないごく平凡な一般市民で、総勢8名のメンバーの半分は幼児を含む子どもだった。そんな彼らが、当時のメディアに「東ドイツからの最も華々しい亡命」と世界的に報じられた奇蹟の脱出作戦をいかにして成し遂げたのか。国家の裏切り者として逮捕、投獄されるリスクを知りながら、命を危険にさらしてまでも、なぜ一か八かの亡命を決断したのか。本作では、これらの疑問を解き明かすとともに、息もつかせぬ圧倒的なスリルと力強いエモーションで観る者を魅了する。監督を務めたのは、『小さなバイキング ビッケ』『マニトの靴』などを手掛けたミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ。手作りの熱気球で西ドイツを目指す家族を、『マーラー 君に捧げるアダージョ』『ルートヴィヒ』のフリードリヒ・ミュッケのほか、カロリーヌ・シュッヘ、デヴィッド・クロス、アリシア・フォン・リットベルクらが演じる。『バルーン 奇蹟の脱出飛行』は今夏よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月26日エルトン・ジョンが、29日夜9時(アメリカ東部標準時)に開催される「iHeart Living Room Concert for America」のホストを務めることになった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界的にコンサートなど人の集まるイベントが制限されている中、このコンサートは特殊な形で開催される。マライア・キャリー、ビリー・アイリッシュ、アリシア・キーズ、バックストリート・ボーイズ、ビリー・ジョー・アームストロング、ティム・マグロウら人気アーティストが、それぞれの自宅でパフォーマンスを行い、スマホやカメラで撮影した動画を配信するのだという。主催者の「iHeartRadio」は、ツイッターで「新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと頑張ってくれている最前線の医療従事者、地元のヒーローたちに敬意を払い、日曜日にコンサート開催し、FoxTVで放送します」と発表。日曜日は当初「iHearRadio Music Awards」が行われる予定だったが延期に。代わりにこのコンサートを開催し、視聴者にフードバンクや子どもを支援するチャリティー団体への寄付を呼び掛ける。なお、本日(現地時間25日)はエルトンの誕生日。ツイッターにはシャロン・ストーン、ジャン=ポール・ゴルチェ、キャロル・キングらからお祝いツイートが贈られている。(Hiromi Kaku)
2020年03月26日月曜日、1月26日にヘリコプター事故で亡くなったコービー・ブライアントと娘のジアーナさんの追悼式が開かれた。「E!News」などが報じた。コービーが長期に渡って活躍したレイカーズの本拠地・ステイプルズ・センターで、レイカーズのチームカラーである黄色のスーツを着用したビヨンセのパフォーマンスからスタート。ビヨンセは、「XO」を歌い始めるとすぐに「私がここに来たのは、コービーのことが大好きで、この曲が彼のお気に入りだったから」と観客に伝えた。アリシア・キーズは、コービー&ヴァネッサ夫妻が好きなベートーヴェンの「月光ソナタ」をピアノで演奏し、クリスティーナ・アギレラは「アヴェ・マリア」を熱唱した。司会を務めたジミー・キンメルやシャキール・オニール、マイケル・ジョーダン、ヴァネッサは、スピーチでコービーらを偲んだ。ヴァネッサは「私たちは本当に素敵なラブストーリーの中にいました。お互いが全身全霊で愛し合っていました。完全に不完全な2人の人間が美しい家族を築き、かわいく、素晴らしい子どもたちを育てていたのです」と涙ながらにコービーとの愛について語った。「ベイブ(コービー)、私たちのジジ(ジアーナ)をよろしく。私たちはいまも最高のチーム。また会う日まで安らかに眠り、天国で楽しく過ごして」と2人に呼び掛け、出席者の涙も誘った。(Hiromi Kaku)
2020年02月25日米国時間26日午前、NBAのレジェンド、コービー・ブライアントさん(41)の訃報が全世界を駆け巡った。各メディアによると、乗っていた自家用ヘリコプターが墜落し、同乗していた13歳の次女ジアナさんを含む同乗者9名全員の命が失われたという。また同日夜に行われた第62回グラミー賞受賞式では、ブライアントさんが現役時代に着用していた背番号8と24のユニフォームを会場内に大きく映し出して追悼。司会を務めたアリシア・キーズ(39)をはじめ、多くのミュージシャンがそれぞれ哀悼のメッセージを発信したという。第一報から約12時間が経ち、同乗者の身元が明らかになってきた。1人はロサンゼルス・オレンジ郡のハーバー・デイ・スクールで女子バスケットボールのコーチを務めていたクリスティーナ・マウザーさん。彼女の夫で、バンド「Tijuana Dogs」のボーカルでもあるマット・マウザーさんはFacebookで「子どもたちも私も打ちのめされています。今日、美しい妻、そして母をヘリコプターの事故で失いました。どうかプライバシーを尊重してください」と声明を発表した。そしてオレンジ・コースト大学は、野球部監督のジョン・アルトベッリさんがこの事故で亡くなったことを公表した。彼は妻のケリさんと、ブライアントが主宰するマンバ・アカデミーのバスケ選手だった娘のアリッサさん(13)を帯同しており、この2人も同事故で命を落とした。ブライアントには妻ヴァネッサさんとの間にナタリアさん(17)、ビアンカちゃん(3)、カプリちゃん(7カ月)、そして今回亡くなったジアナさんの4人の娘がいる。
2020年01月27日11月15日より配信中のNetflix映画『アースクエイクバード』。リドリー・スコットが製作総指揮をとり、ウォッシュ・ウェストモアランドが監督を務め、さらに数々の賞に輝き、『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞で助演女優賞も受賞したアリシア・ヴィキャンデルが主演を務める。第32回東京国際映画祭に特別招待作品として出品もされた同作に、主要キャストとして抜擢されたのが、EXILE/三代目J Soul Brothersの小林直己だ。日本在住経験のある作家 スザンナ・ジョーンズ原作の小説を実写化した同作は1980年代の東京を舞台にしており、日本に住むイギリス人女性リリーとみられる死体が発見されたことから、主人公のルーシーに容疑がかけられ、そこに絡む日本人カメラマン禎司の姿も浮かび上がっていく。この禎司を演じた小林は、アメリカで数々のオーディションを受け、メインキャストとして名を連ねることになった。前回のインタビューでは小林がハリウッドで得た新たなものの見方や、役作りについて話を聞いた。後編となる今回は、オーディションの経験から感じたものから、小林の根本にある思い、そしてEXILEとしての現在について話が及んだ。○■「忘れられたくない」が根本に――以前、直己さんに話を聞いたときに、オーディションや自己紹介では三十秒の間に、すべてを伝えないといけないと言われていたのが印象に残ってるんです。海外で一緒に仕事をしたいプロデューサーがいたとしたら、「小林直己です。1年で100万人を動員するツアーをやっていて、1回の公演で5万人の前でパフォーマンスしています。役者としては、アリシア・ヴィキャンデルと共演していて、マーシャルアーツや刀を使ったアクションもできます。こんなことで貢献できるから一緒にやりませんか」と言ってカードを渡すんです。一方で、日本ってとてもハイコンテクストなカルチャーで、言わずともわかるとか、慮ることが素敵とされてもいます。それはこの国の素晴らしい一面でもありますけど、他の国では同じとは限らない。だから言葉で伝えて、お互いに相手に利点を感じて一緒にやっていく。そういう経験で改めて感じることもあったんです。実は、自己紹介の場で僕のストロングポイントとして伝わるのは、「よろしくお願いします」と言ったときの自分から発せられるものだったりとか、椅子がゆがんでいるときに無意識で直してるところだったりとか、特別何かをしよう、何かを見せようとしていないときに出る自分らしさや、日本人らしさみたいなものかもしれないなと。その背景には、東アジアの歴史の中で生まれた雰囲気もあるんだろうなと。『アースクエイクバード』にも、アジアの湿ったセクシーさというものも滲み出ていただろうし、「自分が今、持っているものが素晴らしいんだ」と思えたことで、自分を受け入れるきっかけにもなりました。だから、今は自己紹介の30秒で頑張って何かになろうとするのではなくて、「僕はこういう人間です。なんかあったら一緒にやりましょう」という、そんな感じです。――そんな過程があって出演したのが『アースクエイクバード』だと思いますが、初めての海外での作品が、ここまでの規模で、その中でも主要なキャストに選ばれると想像していましたか?もちろん、していなかったです。今回が英語主体で演じる初めての役なんですが、リドリー・スコットがプロデュースで、ウォッシュ・ウェストモアランドという素晴らしい作品を手掛けてきた監督と、オスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデルに、様々な作品に出演してきたライリー・キーオという人たちと作品で関われたのはとても幸運でした。僕自身、個人的に脚本に思い入れがあったので、役者としても個人としてもやりたかったんです。それは、これまでやってきたダンスも、自分から何かを伝えたいという思いから始めたことだし、もっと言うと、幼いときから「忘れられたくない」という気持ちがあったんです。自分自身も何かを見てインパクトを受けたことを今でも覚えているから、そんな風に僕も誰かにインパクトを与えられたら、永遠に残るものになれるのかな、と。今もそれが果たせたとは思ってはいませんが、満足できる作品に出演できたのはとても幸運なことだと思います。――以前、直己さんの「忘れられたくない」という思いについて語っているのを聞いて、そのときに「今はどうですか?」って尋ねたら、「今も朝起きたら真っ先にそのことを考える」と言われていたのがものすごい残っていて。今も毎日思いますね。ずっとそうなんだろうと思います。その気持ちがあるからこそ踊ったり、ものを作ったり、芝居をしようと思うし、その気持ちがなくなったら僕は表現することをしなくなると思います。○■「手放したくない」と残ったもの――今、LDHの方に話を聞くことがあると、皆さん企画を出したりするということが当たり前に行われているというのを感じます。ただ、以前はそういう感じでもなかったのではいかと思ったのですが、どんな風に変化していったんでしょうか。この間、TETSUYAともそんなことを話したんですけど、今年で僕らはEXILEに入って10年目なんですね。今は来年のパーフェクトイヤーに向けて準備をしているところなんですが、この10年、特に最初は24時間、365日、本当に一分一秒まで、自分は「どうEXILEであるべきか」「どう貢献すべきか」と、EXILEのことしか考えてなかったんです。でも、ある日、「本当にEXILEに貢献できているのかな」と心にかかって。これはEXILEが凄いと言いたいわけではなくて。EXILEはEXILEのやり方で、社会に貢献しようとしていて、僕らのようなパフォーマーは、「人が笑顔になることをしたいから、EXILEに貢献したい」と思っていたんですが、ある時、自分が「ぜんぜん貢献していないな」と思ったんですね。EXILEのメンバーはみんなすごく才能がある人ばかりなのに、努力をやめないんです。そうなると、「最初から差があるのに、どんなに努力しても近づけないじゃん」「俺じゃなくても大丈夫なのかな」という気持ちになってしまいました。――そんな時期もあったんですね。人間って、会社や組織にいたら、「このままこの場所でやっていけるのか」と思うときがあると思うんです。僕にも、EXILEにいて叶った夢も叶わなかった夢もある。やりたいけどやれないこともあった。「ここは誰かに任せよう」と思うことも出てきた中で、「これだけは手放したくない」と思ったのが、僕にとっては英語と芝居で、その頃から変化していきました。それまではグループに甘えていたし、自分から企画を出そうということも全くなかったし、とにかく鍛えてすごい踊りをしたり、ただがむしゃらに目を閉じたままで暗闇をダッシュすればよかったし、そうしていることで貢献できているシステムをメンバーが作ってくれていたんです。でも、がむしゃらに走るのは次の世代の役割に代わって、ぱっと目を開けたとき、「ここはどこだ? 次はどうするんだ?」と思って。そしたら、SHOKICHIやTETSUYAが、新たなことを始めようとしていたんです。――それは同時期にあったんですか?僕は遅い方だったと思います。SHOKICHIの姿を見て、始まったのかもしれない。SHOKICHIはそのとき、「自分のやるべきことは、改めて音楽と向き合うことだ」と思って、ソロデビューやライブをやりたいということを企画書に書いて出していました。そういう姿を見て、曲も作れないし、歌も歌えない、俺は何なんだろうというところから、何をするか発想したのかもしれないです。――HIROさんに「EXILEになれ」と言われたというエピソードもありましたが、それも経てたどり着いた感じでしょうか?そうですね。EXILEに入って3年目にATSUSHIから「改めてメンバーの夢を教えてほしい」という提案があったんです。グループはみんなの夢を叶える場所だし、そのことがグループの未来への力にもなるということからの提案でした。それで、長テーブルに座ったメンバーがひとりひとり夢を言っていったんですね。そのとき、ATSUSHIは「歌の力で病気を治したい」と言っていたし、SHOKICHIは「EXILEのストロングポイント になりたい」と言っていました。僕は、夢自体はたくさん持っていると思うんです。でも、覚悟を持ってEXILEで叶えたい夢を言うメンバーの中で、俺の夢でみんなに言えるものってあるのかなと思ったら、何も言えなくて。「すみません、皆さんみたいに語れる夢はないです」と言いました。 そのときにHIROから「もっとEXILEになったほうがいいんじゃないか 」って言われたんですね。それは、EXILEがどうこうということではないと思うんです。社会の中で覚悟を持ってやるというだけの話で。そうなると、知らなきゃいけないことももっと増えるだろうし、意見しないといけないところでは意見しないといけなくなるかもしれない。でも、それは自分の覚悟があるからだ、というところにたどり着きました。■小林直己EXILE/三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマーとして全国ライブツアーなど精力的にアーティスト活動を行う。パフォーマー以外に役者としても活動し、舞台にも積極的に参加。劇団EXILE公演のほか、2013年2月より行われた『熱海殺人事件40years’ NEW』(つかこうへい作・岡村俊一演出)で大山金太郎役を熱演。各方面より好評を得る。2017年からは俳優として本格的に活動をはじめ、『たたら侍』(2017年)、『HiGH&LOW』シリ ーズなどに出演。Netflixオリジナル映画『アースクエイクバード』(2019年)も11月15日より配信スタート。日本ならず、アメリカにおいても俳優として活動の場を広げている。
2019年11月20日リドリー・スコットが製作総指揮を務め、日本を舞台にしたNetflix配信映画『アースクエイクバード』でEXILE、および三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーである小林直己がハリウッドデビューを果たした。これまでも舞台や映画、ドラマへの出演はあったが、グループの他のメンバーと比べて多かったわけではない。「なぜ突然、ハリウッドデビューを?」と驚く向きも多いかもしれないが、そこにはここ数年の周到な準備、何よりも彼自身の強い意志があった。「世界の誰もが知るような存在になりたい」――。静かに、強い決意をもってそう語る小林に話を聞いた。この15年ほど、ダンサーとして活動してきた。「感じている思いや伝えたいこと、叫びたいことってなかなか形にならなくて、うまく伝わらず、みんな、苦労していると思うけど、自分にはその手段としてダンスがフィットした」劇団EXILEの公演には2007年から参加し、ここ数年は映画『たたら侍』、『HiGH&LOW』シリーズなどにも出演。そこで「芝居というものが、自分がこれまでやってきた表現の延長上にあるんだということを実感した」という。「もともと、言葉で伝えるのが苦手だからダンスをやっていたはずなのに(笑)、それでも芝居と出会ったときに“あぁ、これは自分にとってのもうひとつの大事な表現方法なんだ”と感じました。芝居でなきゃ表現できないことがあるんですよね。本腰を入れてやりたいと感じて、ここ3年ほど言語とアクティングのトレーニングを積んできました」2017年にはアメリカ進出の拠点となるLDH USAが設立され、自身もスタッフとして配属された。ちなみに今回の『アースクエイクバード』への出演はオーディションによるもの。ここ数年、いくつもの作品のオーディションに挑戦しており、出演までこぎつけた最初の作品が本作だった。日本在住経験のあるスザンナ・ジョーンズの小説を原作に、オスカー女優のアリシア・ヴィキャンデルを主演に迎え、『アリスのままで』のウォッシュ・ウェストモアランド監督が映画化した本作。1980年代の東京を舞台に展開する恋愛サスペンスで、小林は、アリシア演じる主人公の英国人女性・ルーシーが恋に落ちるカメラマンの禎司を演じた。小林はこれまでに受けてきたオーディションで出会ったどの役よりも、本作の禎司に共感を覚え「自分の俳優としてのキャリアにとってという意味だけでなく、人生に必要な役――この役を通して、新しい自分に出会ったり、過去の後悔を取り戻せるんじゃないか?という思いになった」と語る。そうした強い思いが通じたのか、複数回のビデオオーディションを通じての監督とのセッションを経て、禎司役を見事に勝ちとった。一体、禎司という男のどこに惹かれたのか?「彼の純粋さですかね? 自分を表現するのが上手ではなく、ミステリアスに見えるけど、決してそうじゃない。彼自身の価値観を持っていて、自分なりの真実を求めようとしているんですよね。カメラのレンズを通したときにだけ心を開くことができて、カメラは彼の鎧であり、唯一、心をさらけ出せる窓なのかなと思いました」役を作る上で、事前に監督と話し合いを重ねた上、自分なりの方法を模索していった。「監督のウォッシュはこの1980年代にちょうど日本に留学していたそうで、この時代の日本の描写、禎司という男の心理などについてもいろんな話をしました。僕に禎司という男をシェイプする自由を与えてくれたので、すごくありがたかったです。原作小説で、禎司は鹿児島出身とあったので、自分で鹿児島に行って、禎司が見たであろう風景を見たり、街を歩いたりもしたし、撮影の半年ほど前にオリンパスの1980年代のモデルのカメラを買って、東京の街を撮り始めました」ルーシーを演じたアリシアと実際に現場で対峙し、学んだことも多かった。「本当に“素晴らしい”のひと言でした。技術的なことはもちろんですが、何より驚いたのが集中力の切り替えの早さ。現場で和やかに笑いながら話をしていたかと思うと、カメラが回った瞬間にスイッチを入れたかのようにルーシーの目になるんです。あの集中力が役柄の深さを生んでいて、数々の作品で活躍してきた“力”でもあるんだなと思いました」。EXILEのメンバーとして、毎年のようにドームツアーを行ない、100万人を超える観客を熱狂させてきた。そんな成功の中にあって、常に自分を表現する場所、多くの人の心に自分の存在を刻みつける方法を探してきたという。「小さい頃からなぜか“ひとに忘れられたくない”という恐怖とも言える思い、“自分を知ってほしい“”覚えていてほしい”という思いが強烈にあるんです」と語る。だがなぜ日本ではなく、アメリカを拠点に活動しようと思ったのか? 30代を超えてほとんどの人が自分のことを知らない土地でゼロからオーディションを受けるより、知名度を活かして日本で役者としての地位を確立させようとは思わなかったのか? そんなこちらの問いに対し「残念ながら、日本ではあまりチャンスがなかったんですよ(苦笑)」と意外な答えが返ってきた。「日本で活動したいという思いはもちろんありました。数年前に30歳になって、多くの人が“これから仕事をどうしていこうか?”“家族は?”とか考える時期でもあると思います。僕も“残りの時間で自分は何ができるのか?”と考えたとき、尊敬する仲間がいる、大好きなEXILEというグループにこの先も居続けるには、自分は何をしたらいいのか?と考えたんです。当時、他のメンバーと自分を比べたり、自分の人気なども含めて、ひとりの人間としての小林直己と商品としての小林直己という存在を混同していたところもあって、そこで(なかなか日本での俳優としての活動の場が与えられず)自分を否定されたように勝手に感じていたこともありました。でも、“できないことはできない”と諦めがついたところもあるし、逆に“できることは諦めたくない”という思いにも至って、俳優として世界一を目指すくらいじゃないと、メンバーのみんなを驚かせることも、自分のことを“忘れてほしくない”という思いも果たせないと思って、この気持ちをモチベーションにして頑張ろうと思ったんです」海外に出ることで、日本では自分さえも気づいていなかった自身の魅力に気づかされる部分もあったという。「インターナショナルなクルーと仕事をする中で、自分にしか与えられないものを出さなきゃいけない。それは何だろう?と思ったとき、実は日本で生まれ育って、自然と身に着けてきたものが武器になってるんだなと気づきました。佇まいや、アジア系の俳優特有の“湿った色気”みたいなもの、自分の中ではコンプレックスとして捉えていた部分さえ“それ素晴らしいね”と言ってもらえて、すごく勇気と自信をもらいました」。今後について尋ねると、リドリー・スコットとのやりとりに触れつつ、意気込みを明かしてくれた。「最初に撮影後にLAで会ったときは、『ブラックレイン』のときの高倉健さんや松田優作さんの話を聞かせてくれたんですが、先日、ロンドンで会ったときは“素晴らしかったよ。映画に必要な存在感がキミにはある”とおっしゃってくださったんです。光栄でしたし、それを聞いて“これからがスタートだな”と思いました。世界的な影響を持つ俳優になりたいと思います」取材・文:黒豆直樹撮影:稲澤朝博Netflixオリジナル映画『アースクエイクバード』劇場公開中11月15日よりNetflixにて配信中
2019年11月19日11月15日より配信中のNetflix映画『アースクエイクバード』。リドリー・スコットが製作総指揮をとり、ウォッシュ・ウェストモアランドが監督を務め、さらに数々の賞に輝き、『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞で助演女優賞も受賞したアリシア・ヴィキャンデルが主演を務める。第32回東京国際映画祭に特別招待作品として出品もされた同作に、主要キャストとして抜擢されたのが、EXILE/三代目J Soul Brothersの小林直己だ。日本在住経験のある作家 スザンナ・ジョーンズ原作の小説を実写化した同作は1980年代の東京を舞台にしており、日本に住むイギリス人女性リリーとみられる死体が発見されたことから、主人公のルーシーに容疑がかけられ、そこに絡む日本人カメラマン禎司の姿も浮かび上がっていく。この禎司を演じた小林は、アメリカで数々のオーディションを受け、メインキャストとして名を連ねることになった。今回は小林のインタビューを行い、2回にわたり同作への思いや、EXILEへの思いを紹介していく。○■多くのノワールと反転した構造に――『アースクエイクバード』の中で直己さん演じる禎司はとても謎めいていて、ルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)とリリー(ライリー・キーオ)がその魅力に惹かれないと物語が成立しないという重要な役でしたね。原作を読んでも脚本を読んでも、禎司はずっと重しのように存在していたので、その存在感に対して意識はしていました。ただ、禎司をどう演じようと考えたというよりは、どれくらい禎司のことを知ったらいいのかというところからアプローチをしました。禎司は日本人カメラマンの役なので、実際に写真を撮りはじめるところから始めて。というのも、自分もダンスを15年間やってきて、「積み重ねた時間は嘘をつかないな」と感じていたので、禎司を演じるにあたっても実際に写真を撮り始めることで、暗室で現像している時間がにじみ出るのではないかと思ったんです。――禎司が生まれたと言われる鹿児島にも行ったそうですね。行きました。彼が生まれ育った鹿児島に行って過ごして感じたことが、セリフひとつの説得力に関わってくるのかなと思ったので。原作の禎司にはほとんどセリフがないんですよ。監督のウォッシュ・ウェストモアランドと撮影が始まる前にLAで食事をしたんですけど、そのときに日本人の精神性や文化について、「こういうことは言わないんじゃないか」ということから、僕自身のバックグラウンドについても話しました。その中から彼がワードを抽出してくれて、禎司の精神性を表すカギとなるセリフになっていました。ウォッシュが僕を認めてくれて、僕に自由にシェイプすることを与えてくれたというか。だから、そうやって演じた結果が、仰ってくださったような謎めいた存在感に繋がってるとしたら、アプローチとして間違ってなかったなと思います。――直己さんが禎司を知って突き詰めていくのと同時に、観客には彼のことがわからないという感覚が絶対に必要なわけで、そのあたりはどう考えていましたか?僕も台本を読んで「禎司って何なんだろう」と考えたとき、人によっては 禎司はミステリアスだったりクローズマインドに見えるかもしれないけれど、彼自身には確固たる価値観があって、彼の追っている真実があると思ったんです。それをオープンにしないだけ、もしくは不器用なだけか、おそらくその両方だと思ったんですね。僕もどちらかというと禎司に近いタイプで、全てを話すわけじゃないし、そうすることのほうが尊いし、「伝わるものだけ伝わればいい」と思っていた方の人間だったので、そこに関しては、何を見せようとか、ここを隠そうとかは考えずに、「禎司として生きたらどうなるんだろう」ということに興味を持っていました。そのためには向き合いたくないことにも向き合わないといけないからタフな経験をしましたけど、それは僕の人生にとっても役者としても大きな挑戦であり、成長させてももらいました。――禎司を見て、これはファム・ファタールではないかと思ったんですね。もちろん、オム・ファタールという言葉があるのも知った上で、役割としてはファム・ファタールがやってきたことではないかと。この話自体が、ノワールスリラーでもあるんですけど、多くのノワール作品って、主人公がいて、出会う相手の謎を解いていくうちにいろんなことが明らかになっていく。だいたいがその主人公は男性で、出会う相手が女性であり、謎めいたファム・ファタールであったりすると思うんですけど、今回の『アースクエイクバード』の場合は、主人公がルーシーという女性で、彼女が出会う謎めいた男性が禎司になっている。その構造が面白いし仕掛けだなと思います。僕も改めて出来上がった作品を見て気づいたところですね。――反転しているということですね。演じているときには、その視点は意識してなかった感じですか?そうですね。でも行間から意味深さを感じていました。台本を読み終わったときに感じたのが、教会のでっかいパイプオルガンから出る低い音が通奏低音みたいに鳴ってるような感覚で。それは禎司から発せられてるのか、ルーシーからなのかは分からないけれど。日本という特殊な環境の中に、ルーシーがどんどん入り込んでいく中での禎司の役割は意識していました。○■時代性を感じた作品に――同じ時期に『その瞬間、僕は泣きたくなった−CINEMA FIGHTERS project−』の主演作『海風』も公開になったわけで、この2作を見たら、直己さんが演じた蓮と禎司のふたりに共通して「弱さ」のようなものが感じ取れました。自分の芝居のスタイルは、メソッド・アクティングというやり方で、過去の経験、記憶、感覚を使うものなんです。だから演じるときには自分に向き合わないといけない。そもそも映画って、映画を通して、自分自身の人生を見てるところがあると思うんです。僕は、抱えている過去や後悔があって、それを解消したいからこそ、一日一日、いい日になればいいなと思って生きてると思ってて。そういったことが、蓮にも禎司にも共通していました。もしかしたら、それは僕自身の哲学なのかもしれないですね。だから、他の人が蓮や禎司をやってもまったく違うものになっていたかもしれないし。特にふたりともに、母性 に対しての複雑な過去を持っているし。もちろん、そこから何をするのかは違うにしても、確かに共通するものはあるかもしれないですね。――それと、蓮も禎司も女性に頭をなでられているシーンがあって。直己さんは、『HiGH&LOW』シリーズで不死身の源治を演じてたりもすることもあって、強いイメージを持ってる人も多いと思うんですよ。でも、ここへきて、それとは違う役が続くのは2人の監督がそういう部分を引き出したいと思う視点があったのかなと。そうなのかもしれないですね。それと、時代性もあるのかもしれない。女性の社会的な立場が変化していて、性別、男性性や女性性に縛られない表現の中で、魂が寄り添う姿を描くときに、社会の規範やルールでだけは描けなくなっていると感じます。でも、人間なんてそもそもそういうもんだと思うんです。社会の規範やルールは、集団生活をするために生まれたものでしかないですから。そういう時代性があぶりだされている作品が、世界中で見られるNetflixで作られているのも興味深いなと思います。――直己さんが今の時代で、関心のあることって何になりますか?『アースクエイクバード』では、Netflixに、リドリー・スコットの制作会社スコット・フリー、そしてインターナショナルなクルーがいて、それぞれバックグラウンドや言語や文化が違う人たちとものを作りました。その経験を通して、改めて自分が日本という国で特殊な見方をしてたんだなって気づいたんです。例えば性別であったり出自であったりとか、そういうことに関して、目が開くような体験もありました。言葉を使うときにも、言いたい言葉も、言いたくない言葉も出てきました。例えば男性性や女性性で単純に物事を語りたくないし、「日本人として」と いう 言い方もあれば、「日本で生まれて育って日本語を使って生活をしてきた」という言い方もあると考えるようになりました。でも、だからこそ、何が好きで何が嫌いなのか、それが核になるということも、この撮影の経験を通して感じたし、そんなやり取りを『アースクエイクバード』の中でもしていると思うんです。■小林直己EXILE/三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマーとして全国ライブツアーなど精力的にアーティスト活動を行う。パフォーマー以外に役者としても活動し、舞台にも積極的に参加。劇団EXILE公演のほか、2013年2月より行われた「熱海殺人事件40years’ NEW」(つかこ うへい作・岡村俊一演出)で大山金太郎役を熱演。各方面より好評を得る。2017年からは俳優として本格的に活動をはじめ、「たたら侍」(2017年) 「HiGH&LOW」シリーズなどに出演。Netflixオリジナル映画「アースクエイクバード」(2019年)も11月15日より配信スタート。日本ならず、アメリカにおいても俳優として活動の場を広げている。
2019年11月18日