2016年7月6日 21:00
“ポスト”ジョン・ラセター!? 『ファインディング・ドリー』共同監督はピクサー期待の星
「アンガスはジョンと同じタイプの監督。だから、彼とはジョンの時と同じように良い作品を生み出せるんだ」と、その相性はジョン・ラセターに匹敵するほどという。
さらに、アンドリューがアンガスを指名したのには、“自分とは全く正反対の監督”だという理由もあった。アンドリューは監督としても、徹底にストーリーを練る“脚本家気質”。プロデューサーのリンジーは、「彼の映画への取り組みはすべて脚本家目線なの。どんな会議に出ていても脳みその90%はストーリーのことを考えているわ」と語る。一方のアンガスは、アニメーターの経験を活かした“キャラクターに注力するタイプ”の監督。アンガスは「私はコメディの要素やキャラクターの動きなど演技に焦点を当てている」と自身の製作のポイントを明かしている。
そんな自分にはないものを持つアンガスを、アンドリューは直々に指名したわけだ。アンドリューは「僕たちは物事をそれぞれ反対側から覗いていて、真ん中で落ち合うような感じ。だからアンガスと僕はバランス良く作品を生み出せるんだ」と、正反対の視点を持ったアンガスが自分を補ってくれる存在だと語っている。そんなアンガスは、ピクサーに入社して約20年になるベテラン。