くらし情報『『ファインディング・ドリー』の世界ができるまで』

2016年8月13日 20:00

『ファインディング・ドリー』の世界ができるまで

Photo by cinemacafe.net

「もし実写映画を作る場合なら、この部屋を描くときに、テーブルや椅子などについて考える必要もありません。それらのものはここにあって、ただ撮影すればいいわけです。でも、僕らがアニメーションを作るときには、すべてをデザインして、材料を自分で用意しないといけません。もしそれをやらなければ、全てのものはそこにはないわけです」。

海の中の生き物たちの活躍を描いた『ファインディング・ニモ』の待望の続編として公開中の『ファインディング・ドリー』で、セット・アートディレクターを担当したドナ・シャンクがそう語るように、アニメーションの世界では、キャラクターたちが生活を営む世界そのものを生み出さなくてはいけない。これまでに、様々な人気キャラクターを生み出してきたディズニー/ピクサーだが、それらが生き生きとストーリーの中で動き回る姿に私たち観客が夢中になれるのは、美しくデザインされた背景やセットの存在があってのことなのだ。

シネマカフェが実施した現地取材レポート第5弾では、『ファインディング・ドリー』の舞台のデザインに関わった2人のアーティストのインタビューをお届けする。

本作で、映画の中の世界の撮影セット及び周辺環境を開発していくセット・アートディレクターを務めたドン・シャンクは、TVアニメの製作を経て、フリーランスのアーティストして長編作品『モンスターズ・インク』『Mr.インクレディブル』のデザイン開発に携わり、その後2004年よりピクサーに所属。

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