【予告編】キム・ギドク、南北分断への思いを突きつける『The NET 網に囚われた男』
韓国警察に捕らえられ、亡命を強要されるも、ボートの故障で南側にたどり着いてしまっただけで、北朝鮮に帰りたいと主張し続けるナム・チョル。だが、彼が屈強な肉体の持ち主であることから、韓国警察の取調官は特殊部隊出身のスパイではないかと疑う。
韓国側に亡命させることができずに、北朝鮮に返すことは“敗北”だと考える警察は、ナム・チョルを豊かで煌びやかな大都会ソウルの繁華街に連れだし、心変わりさせようと目論むが、ナム・チョルは頑なに目を閉じ、街を見ることを拒む。さらには、尾行の隙をついて逃亡、すると謎の女も登場し、なぜか酒を酌み交わすことに…。
果たして、ナム・チョルは北朝鮮に戻ることはできるのか?彼はただの漁師なのか、それともスパイなのか?さらに彼がかかってしまった“網”とは何だったのかも問いかけ、キム・ギドク監督らしい深い余韻を感じさせる予告編に仕上がっている。
『The NET 網に囚われた男』は2017年1月7日(土)よりシネマカリテほかにて全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
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