【インタビュー】『ブレードランナー 2049』が提示する、力強い女性の“未来”
の恋人で、唯一心を許すジョイを演じた。
「いまも昔も、きっと将来も、社会は女性に対して、何かしら“期待”する部分はあると思うけど、実際には周囲が期待する以上の“特別な価値”があるの。私が演じたジョイは、その象徴的な存在。愛する人のためには、自分を犠牲にすることもいとわない。そんな強い愛と献身の持ち主なの。どこかミステリアスで、複雑な内面をもっている点も気に入っているわ」。
■自立した女性像を演じられるのは、本当にラッキーなこと(シルヴィア・フークス)
「出演が決まった瞬間、大声で叫んだ後に、号泣してしまった。それくらいうれしかったわ。
アナが言う通り、私も女性キャラクターの奥深い描写が『ブレードランナー 2049』の大きな魅力だと思う。Kとジョイの対等な関係がすてきだし、ロビン・ライトが演じたKの上司ジョシも非常に興味深いわ。彼女は『ワンダーウーマン』でも、圧倒的な存在感だったでしょ」。
本作では、世界を牛耳る企業家ウォレス(ジャレッド・レト)の右腕として暗躍する最新型のレプリカント、ラヴを演じたシルヴィア。役柄の魅力についてはこう語る。
「レプリカントでありながら、決して操り人形ではなく、全権を委任された自立している女性なの。