もう一度見たくなる!?『ジュラシック・ワールド/炎の王国』トリビアを徹底解説
本作では、シリーズの象徴的な舞台であったヌブラル島は消滅したも同然で、登場人物たちからは何度も「もう後戻りできない」という言葉が繰り返される。「シリーズ上の位置づけとしても、本作がこれまでの物語・展開からの脱却と転換を意図していることは明らか。本作におけるオマージュをはじめとする各種の演出は、取り上げるべき数は前作と比べて少ないかもしれませんが、その分、制作者の意図が強く反映されたものになっています」と恐竜くんは語っている。
※以下、小説版を「原作」、映画版『ジュラシック・パーク』を「第1作」、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』を「第2作」、『ジュラシック・パークlll』を「第3作」、『ジュラシック・ワールド』を「前作」、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を「本作」とする。
■知ってびっくり!『ジュラワ』が100倍楽しめるトリビアの数々
三度登場のイアン・マルコム博士
先述した本作のテーマは、原作1作目から一貫してマルコム博士が訴え、警鐘を鳴らしてきたテーマでもある。数多の登場人物の中でも、本作の導入と幕引きを担えるキャラクターは、やはりマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)