夏帆、N.Y.ジャパン・カッツでも大盛況!箱田監督を「ずっと観察していました」
と真摯な姿勢に会場も引き込まれた。
また、「主人公が色々な意味で強い女性として描かれているのがとても面白かったです。なぜこのようなストーリーを考えたのか?」という質問に、監督は「“今”を描きたいと思った。現代の女性のリアルってなんだろうってずっと考えていたので、突拍子もないキャラクターではなく“こういう人、近くにいるよな”と身近に感じ取れる主人公を描きたかった」と明かした。
「本作は砂田の主観で描かれていますが、清浦の存在が入っていることでファンタジーにもなり得る作品。砂田の心の悲しさを埋める存在に清浦がいて、当たり前のような存在だけども、自然とお互いを支え合っている。もしかしたら寂しさをはらむ物語ではありますが、誰にでも大切な存在がいるということに気づいてもらいたいというメッセージを受け取って頂ければ嬉しいです」と、監督は本作の興味深いテーマにも言及した。
このほかにも、ストーリーに引き込まれた観客から質問が途切れず、鑑賞後ならではの質問で明かされる撮影秘話や、堅い絆で結ばれた3名のやりとりに会場は大盛況。
上映後、会場外でのフォトセッションでは3名の姿を近くで見ようと多くの観客が長蛇をなし、「今年のジャパン・カッツ!の中で1番良かった!」