英国アカデミー賞、キャスティング部門を新設 動画配信サービスは今後も審査対象に
英国アカデミー賞(BAFTA)が、「キャスティング部門」の新設を発表した。映画とテレビの授賞式のどちらにも適応されるという。BAFTAの会長ピッパ・ハリスは「キャスティングというのは、映画業界において不可欠な仕事。スクリーン上で多様性と包括性を促進させることにも、重要な役割を果たしています」とキャスティング部門設立の理由を語っている。
実写版『キャッツ』や『マレフィセント』のキャスティングディレクターのルーシー・ビーヴァンは、「キャスティングという仕事が、英国アカデミー賞に認められたことは大変光栄です。才能を持ち、賞にふさわしいキャスティングのプロたちが受賞する姿を見るのが楽しみです」と喜びの声を寄せている。
ここ数年、Netflix、Amazon、Huluなどの動画配信サービスのオリジナル作品が賞レースに参加し、受賞まで果たしていることに危惧を抱く映画人も少なくない。昨年のBAFTAでは、Netflix作品の『ROMA/ローマ』が作品賞など数々の賞を受賞したことに非難の声も上がったが、「みなさんの意見を聞いた」うえで、今年も動画配信サービスの作品の参加を昨年と同様認めるという。
イギリスにおいて10館以上の映画館で7日以上上映すれば審査対象になるというルールの変更はない。
2020年の英国アカデミー賞は2月2日(現地時間)に開催される。
(Hiromi Kaku)
■関連作品:
ROMA/ローマ 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
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